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まとめ

まとめリスト

【短編】

( ^ω^)ボーンは学校へ行くようです

交差点スクランブルのようです

ξ゚⊿゚)ξちぢれ毛ラブストーリーのようです

赤い珊瑚のようです

川 ゚ -゚)我が子の笑顔が見たいようです(・∀・ )

味噌が夏を連れてきたようです

川 ゚ 々゚)欠落だらけの一週間のようです*(‘‘)*

【存在と時間が】ゆえにブのようです【ちょっと分かる】

【短編集】

( ^ω^)すれ違うようです


从 ゚∀从二人暮らしのようです(-_-)
完結

【中編】

(´・ω・`)のムスコにはジジイの緩いケツが馴染むようです
完結

入会金無料!作品見放題新サービス
未完終了

从*゚- ゚∀从 ジャスミンと死ぬようです
現行

( ><)我ら!お芋マスターズのようです
現行

( ゚д゚ )は夢を見るようです
完結

!!!!!!!  夢釘  !!!!!!!
現行

清夏のようです
完結

( ^ω^)テッィシュにかけた青春!!('A`)
現行

ぱいおつ相撲のようです
現行

o川*゚ー゚)o パラダイザーのようです
現行

【長編】

( ^ω^)武雲系学園フラットのようです
現行

( ^ω^)スプラトゥーンのようです
現行

道のようです
現行

( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです(仮)
現行

【祭り】

( ^ω^)夏物語のようです2016
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作者まとめ

作者まとめ

ドリチン◆wV78i2v2/M

三島先生◆iucaF1adlo

あな本 ◆c9sFVHJv2E

ヴァニラ◆qnsLPQlGqytQ

バロー◆24es8un4MA

人狼◆uHlNxnNzL2

緩ケツ

roa◆W.bRRctslE

歯車

今楽 ゆゆ◆AdHxxvnvM.

オカサイ

所詮犬

盛岡ゼミ◆D6s4jlu0os

雨ざらし◆ABzdo6kBrI

ストール女

ピグマリオン

運命喧嘩◆y7/jBFQ5SY

千年◆WE1HE0eSTs

秋の夜長

性徒会長◆DATE/AJoNg

闇染ま◆3hXbKaGZvg◆PizzaMan.c

魔女九九

ペルソナ◆iAiA/QCRIM

キリングジョーク◆sVJSKQRVSQ

百鬼夜行◆tYDPzDQgtA◆XCE/Wako2nqi

天国 ◆xh7i0CWaMo◆FeIP505OJ

デザキャラ

偽り◆wPvTfIHSQ6

大五郎 ◆x5CUS.ihMk

ハインヒーロー ◆v4gficNH0s

栄々高校

劣等性◆UJEaB9eZsVvR◆p9o64.Qouk

残像 ◆LemonEhoag

ぶっぶー◆8UONaKUB6Y

撃鉄◆gFPbblEHlQ

ムカデ

早漏

終末世界

光生荘

シュルレア

ホム生き

花束◆xmNFXyaAwA

ギコ見た◆6ZgdRxmC

あにさま

ムジナ

ミガワリ◆1/KgJV1UfE◆LeqE6uV6e6Od◆hmIR/WZ3dM

衛兵王女  ◆MgfCBKfMmo

ミセリ樹海◆LpPqFskzB6

ジャスミン

ブラ紐

クラスメイド

図書室

いかれたかがく

シルブラ◆KrvshEaXS2

風車

便利屋兼退治屋 ◆v9sUzVr/7A

思い続ける

僕は君を愛している

水溜り

レーズンバター味

文丸

春に抱かれて

4コマ

アインクラッド◆dKWWLKB7io

爆弾魔:◆7YW6txupJQ

星間飛行マシン

写真屋

afo◆2z7bKNbsWo

万物

赤石◆noe7UUkd3A

アイスペニス◆IPZ83SUCJs

サマーアダルセンス◆csB32AjwmU

みんな死 ◆nnwC7238VA

カンザイ

糞野郎

タケノコ◆XksB4AwhxU

新作などがあれば編集しますがとりあえず完成かなと・・・
現行で作者の分かっていないものは取り敢えずまとめないでおきました。
僕の検索力にも限界があるので情報をいただけるとありがたいです(コメント欄など)
紅白処女組の名前は仮です

第十二話 いやなきもちをはらおう。 後編

791: ◆tYDPzDQgtA :2017/01/29(日) 21:01:15 ID:hJjhTYic0


 例えばそれは踏み固められたつなぐ道、時には森の獣道。

 騒がしい酒場の熱気、賑やかな町の営み。

 周囲にはいつも退屈とは無縁のものばかり。
 聞こえるのは風を斬る音、たゆたうような詩人の歌声、獣じみた幼い咆哮。

 刃を振るい、歌声を響かせ、魔力を用い、路銀を稼いで進むのは三人。


 一人は不機嫌そうに顔を歪める、若い女戦士。
 もう一人は、軽薄そうにへらへら笑う優男の吟遊詩人。
 そんな二人の後ろをついて歩く、小さな魔族の子供。



 【道のようです】
 【第十二話 いやなきもちをはらおう。 後編】



 彼らの進む先にはいつも、血肉の臭いと歌声が存在する。

792: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:03:12 ID:hJjhTYic0

 ずるずる、ざくざく。
 ずるずる、ざくざく。


 だまって歩いて数時間。

 お日様がかたむきはじめた頃に、小さな村にたどり着いた。

 動物がたくさん、デレに似た角の動物もいる。
 雪は減ってきたけど景色はまだ真っ白、お兄さんの息が白くて、たばこの煙と見分けがつかない。


ξ゚⊿゚)ξ「あー寒かった……宿はどこだぁ……」

爪'ー`)y‐「あっちの通りが冒険者用みたい、あーお店も並んでて便利そう」

ξ゚⊿゚)ξ「役所のならびに全部あると楽で良いわー……」

ζ(゚- ゚*ζ「おはなやくしょ?」

ξ゚⊿゚)ξ「そうそう、クエスト完了したって言いに行く?」

ζ(゚- ゚*ζ「デレ?」

ξ゚⊿゚)ξ「そうあんた」

ζ(゚- ゚*ζ" パァァ

ξ゚⊿゚)ξ(嬉しそうに)

爪'ー`)y‐(そんなに嬉しいか)

793: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:04:21 ID:hJjhTYic0

 おつかい、おつかい。
 はじめてのおつかい。

 デレが頑張ったっていっていいのかな。
 ほめてもらえるのかな。

 わくわく、わくわく。


爪'ー`)y‐「じゃあ僕はこの肉と肉を売ってから宿の方行くから」

ξ゚⊿゚)ξ「役所で荷物渡したら行くわ」

ζ(゚- ゚*ζピタ

ξ゚⊿゚)ξ?

ζ(゚- ゚*ζ「しらないひとこわい……」

ξ゚⊿゚)ξ「あぁー……」

ζ(゚- ゚*ζ「ぅー……」

ξ゚⊿゚)ξ「……やめる?」

ζ(゚- ゚*ζ

ξ゚⊿゚)ξ

ζ(゚- ゚*ζ「やる」

ξ゚⊿゚)ξ「よく言った」

794: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:05:29 ID:hJjhTYic0

 こわい。
 知らない人は、デレを怖い目で見るからこわい。

 こわいけど、タカラみたくやさしいかもしれない。

 お姉さんが隣にいるから、怖いことないから、頑張って。


ζ(゚- ゚*ζ「が、がぅ……」

( ・∀・)「ようこそー本日はどのようなご用件でしょうか?」

ξ゚⊿゚)ξ「ほらデレ」

ζ(゚- ゚*ζ「ぅ……お、おはな、あつめた……」

( ・∀・)「ああ、雪の花採取ですか? ありがとうございます、パーティ名は?」

ξ゚⊿゚)ξ「焼きたてパンと溶かしバター、はい証明章」

( ・∀・)

ξ゚⊿゚)ξ

( ・∀・)「あー……はいはい、あの最近よく見る」

ξ゚⊿゚)ξ(マジで有名なのか)

795: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:06:38 ID:hJjhTYic0

( ・∀・)「はいではお花を受けとりますね、良いかな?」

ζ(゚- ゚*ζ「あ、あい!」

( ・∀・)「妹さんですか?」

ξ゚⊿゚)ξ「いや元奴隷で、花もこの子が集めたんですよね」

( ・∀・)「はぁそれはそれは、珍しい肌の色だなと思って……あっと、」パサ

ζ(゚- ゚*ζ「う?」

ξ゚⊿゚)ξ「あーほら、フードかぶってるから」

( ・∀・)「…………」

ξ゚⊿゚)ξ?

( ・∀・)「亜人、ですか? ……角は珍しい」

ξ゚⊿゚)ξ「ああいや」

ζ(゚- ゚*ζ「まぞく」

( ・∀・)「…………」

ξ゚⊿゚)ξ(あ、これは)

796: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:07:30 ID:hJjhTYic0

( ・∀・)「申し訳ありませんが、雪の花は受け取れません」

ζ(゚- ゚;*ζ「あぅ!?」

ξ゚⊿゚)ξ(あー)

( ・∀・)「魔族の触った物は受け取れません」

ζ(゚- ゚;*ζ「あ、ぅ……」

( ・∀・)「金ランクの冒険者の方ですし追い出しはしませんが、その魔族を連れ歩くのは控えて下さい」

ξ゚⊿゚)ξ「ほう」

ζ(。 。`*ζ「…………」


 この人は、こわい方のひとだった。
 デレや魔族を嫌いな方のひとだった。

 こういうのいっぱいあったから、知ってるけど。
 知ってるけど、やっぱりなんか痛い。


 お姉さんを見上げたら、すごく冷たい目をしてて。

 でも怒ったら、またお姉さんが大変かもしれないし。
 いまは近くにお兄さんもいないし、デレはどうすればいいんだろう。

 怒ったら、おこらないでっていうしかないのかな。
 ちゃんととめないと、お姉さんが人殺しになっちゃうから。


 うー。
 はなのおくが、つんとしていたい。

797: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:08:27 ID:GicGFmWY0
ここでモララーか

798: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:08:30 ID:hJjhTYic0

( ・∀・)「それでは、申し訳ありませんが」

ξ゚⊿゚)ξ「して、理由は?」

( ・∀・)「は?」

ξ゚⊿゚)ξ「うちのデレが、集めた花を、受け取れない理由は?」

( ・∀・)「……ですから、魔族だからですよ」

ξ゚⊿゚)ξ「ほう」

( ・∀・)「先の侵略や戦争についてはご存知でしょう? 魔族の行いを許せますか?」

ξ゚⊿゚)ξ「それはどうでしょうね」

( ・∀・)「……失礼ですが、人間の敵である人殺しの種族を連れ歩くのはお勧めしませんね
     あなたは確か、英雄と呼ばれる師匠をお持ちなんですよね? お師匠に恥じる事になりますよ」


 ひとごろし。

 デレは、ひとごろしの種族なんだ。


ζ(。 。`*ζシュン

799: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:09:24 ID:hJjhTYic0

 デレは人をころした事なんてないけど。
 デレと同じ種族のひとが人間をころしたから、デレもひとごろしの仲間なんだ。

 好きで魔族に生まれたわけじゃないけど、
 魔族がいやだって思ったこともなくて。

 パパとママは大好きで。
 でも、魔族だから迷惑かけるなら、違うほうがよかったのかな。

 にんげんなら、迷惑かけなかったのかなぁ。


ξ゚⊿゚)ξ「じゃああんたも人殺しの種族よね」


 お姉さんの、空気を裂くみたいな、よく通る声。


( ・∀・)「…………は?」

ξ゚⊿゚)ξ「は? じゃないわよ、あんたは何も知らないの?」

( ・∀・)「……いや、何がですか、急に」

800: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:10:05 ID:hJjhTYic0

ξ゚⊿゚)ξ「人間が魔族の世界に侵略もした、多くの魔族を人間が殺した、なら私達人間も人殺しの種族よ」

( ・∀・)「何を屁理屈を」

ξ゚⊿゚)ξ「屁理屈? ならついでに教えてあげるわ、人間を最も殺し、凌辱し、侵略してるのも人間」

(;・∀・)「っ……ですから!」

ξ゚⊿゚)ξ「それと師匠の事を口にしたわね」

(;・∀・)「……それがどうかしましたか」

ξ゚⊿゚)ξ「師匠は魔族に故郷も愛する人も奪われた
     けれどあの方が今最も愛するのは、養女である魔族の、私が姉様と慕う人よ」

(;・∀・)「…………」

ξ゚⊿゚)ξ「この場で叩き斬られないだけ有り難く思いなさい、私はね」


 ばき、めきめき。

 カウンターがへしゃげて、木くずに変わっていく。



ξ゚⊿゚)ξ「怒ってるわ、とても」

801: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:11:25 ID:GicGFmWY0
あれモララエルじゃないのかね

802: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:11:31 ID:hJjhTYic0

(;・∀・)「…………でも、あの……」

,,(*゚ー゚)「失礼しましたお客様」

(;・∀・)「所長……」

(*゚ー゚)「部下が大変な無礼を、心からお詫び申し上げます」

ξ゚⊿゚)ξ「いいえ、私こそカウンターを握り潰して申し訳無い」

(*゚ー゚)「……魔族のお嬢さん、お名前は?」

ζ(ぅ- ゚*ζ「……デレ……」

(*^ー^)「デレさん、お花をお受け取りします、渡して貰えますか?」

⊂ζ(゚- ゚*ζ「……あい」

(*^ー^)「ありがとうございます、確かに受けとりました、数を数えますので、少しお待ちください」

(;・∀・)「所長っ、魔族ですよ!?」

(*゚ー゚)「あなたこっちに来なさい」

803: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:12:36 ID:hJjhTYic0

ζ(゚- ゚*ζ「…………」

ξ゚⊿゚)ξ「デレ」

ζ(゚- ゚*ζ「あい……」

ξ゚⊿゚)ξ「負い目なんか感じるな」

ζ(゚- ゚*ζ「…………」

ξ゚⊿゚)ξ「胸を張れ、両親を蔑む事はするな」

ζ(゚- ゚*ζ「……あい」

,,(*゚ー゚)「お客様」

ξ゚⊿゚)ξ「はい」

(*゚ー゚)「本当に申し訳ございませんでした、今後このような事が起きないよう、指導を徹底します」

ξ゚⊿゚)ξ「いえ別に」

(*゚ー゚)「……ただ、その……まだやっぱり、魔族へ反感を持つ者は居まして……」

ξ゚⊿゚)ξ「ですよねぇ……」

804: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:13:22 ID:hJjhTYic0

(*゚ー゚)「あの者も普段はあんな感じじゃ無いんですよ……でもやっぱり先の戦争で色々……」

ξ゚⊿゚)ξ「分かります分かります……うちの村も消滅しました……」

(*゚ー゚)「坊主憎けりゃでつい脊髄反射であんな事を……本当に申し訳無いです……」

ξ゚⊿゚)ξ「いや私もカウンターを……」

(*゚ー゚)「適当に保険で直しますからそこは……それよりデレさんに申し訳なく……」

ξ゚⊿゚)ξ「あー……まぁ、こんな事もあるだろうなぁとは思ってました」

(*゚ー゚)「本当……本当に申し訳……デレさん嫌な思いをさせてごめんなさい……」

ζ(゚-|

ξ゚⊿゚)ξ「あー隠れた」

(*゚ー゚)「あぁぁぁ……役所が人選ぶなっていつも言ってるのに……」

ξ゚⊿゚)ξ「……まぁ、人には事情もありますから」

(*゚ー゚)「しかし……」

ξ゚⊿゚)ξ「それが私の道理にかなうかと言うと、また別問題なので」

(*゚ー゚)「仰有る通りです……」

805: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:14:01 ID:hJjhTYic0

( ・∀・)「……花数えました、254本です」

(*゚ー゚)「聞いた事もない本数が」

( ・∀・)「……合計銀貨二枚と銅貨五枚です」

ξ゚⊿゚)ξ「デレ」

ζ(゚-|

ξ゚⊿゚)ξ「受け取りなさい、あんたの金よ」

(*゚ー゚)「お支払して、手渡しで」

(;・∀・)「は!?」

,,ζ(゚|

ξ゚⊿゚)ξ

(*゚ー゚)

(;・∀・)

806: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:14:22 ID:CCfWUvqY0
激おこツンちゃんに激しく同意

807: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:14:37 ID:hJjhTYic0

(;・∀・)っ◎「……代金です」

(*゚ー゚)「声が小さい」

(;・∀・)「代金です!」

(*゚ー゚)「何の」

(;・∀・)「雪の花の! 代金です!」

(*゚ー゚)「詳細をお伝えしなさい」

(;・∀・)「雪の花254本分の代金、銀貨二枚と銅貨五枚です! お受け取りください!!」

(*゚ー゚)「大声出さないでお客様に迷惑でしょ」

(;・∀・)「どうしろと!? 受けとりませんし!!」

(*゚ー゚)「後で指導室来なさいね、ほら貸して」

"ζ(゚-|

(*゚ー゚)「デレさん、嫌な思いをさせてごめんなさい
     集めてくれた雪の花のお代です、受け取ってください」

ζ(゚-|

ζ(゚- ゚*ζ,,|

ζ(゚- ゚*ζ「あい……ありあとござます……」

(*^ー^)「こちらこそ、ありがとうございました」

808: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:15:15 ID:hJjhTYic0

(*゚ー゚)「焼きたてパンと溶かしバターのツンさんも、申し訳ございませんでした」

ξ゚⊿゚)ξ「いえ、ところで一つ良いですか」

(*゚ー゚)「はい」

ξ゚⊿゚)ξ「カウンター、丸ごと取り替えですか?」

(*゚ー゚)「はい、もう古いので」

ξ゚⊿゚)ξ「それじゃあ失礼して」




( ・∀・)「…………」

(*゚ー゚)「はー……本当、再指導だから君」

( ・∀・)「だって……」

(*゚ー゚)「人は人を選んで良いけど、役所が人を選ばないで」

( ・∀・)「……はい」

809: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:16:27 ID:hJjhTYic0

(*゚ー゚)「……しかし、大変な相手に喧嘩売って」

( ・∀・)「……カウンター、叩き割られましたね」

(*゚ー゚)「素手一撃で木っ端とは……保険下りるけど……」

( ・∀・)「…………所長も魔族嫌いじゃないですか」

(*゚ー゚)「嫌いよ、でも役所の所長なのよこっちは、公務員としてのプライドはあるのよ」

( ・∀・)「…………」

(*゚ー゚)「嫌うなら好きなように嫌えば良い、でも公私は分けなさい」

( ・∀・)「はい……」

(*゚ー゚)「…………あんな小さい子供相手に、隣に英雄の弟子が居るのに、よく喧嘩売るわ本当」

( ・∀・)「……すみませんでした」

(*゚ー゚)「君あの子に謝らなかったでしょ、人は人の行動を役所や町全体で見るのよ」

( ・∀・)「…………」

(*゚ー゚)「もう面倒は起こさないで、花は適当に出荷して」

( ・∀・)「はい……」

(*゚ー゚)=3

(*゚ー゚)

(*゚ー゚)(魔族は嫌いだけど、種族問わず小さい子いじめるのはクソだわ……)

810: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:17:53 ID:hJjhTYic0



ξ゚⊿゚)ξ

ζ(゚- ゚*ζ

ξ゚⊿゚)ξ「久々に素手で本気だしたわ」

ζ(゚- ゚*ζ「あう」

ξ゚⊿゚)ξ「あの所長はプロだったわね」

ζ(゚- ゚*ζ「……あう」

ξ゚⊿゚)ξ「……デレ」

ζ(゚- ゚*ζ「あい……」

ξ゚⊿゚)ξ「手、繋ぐわよ」

ζ(゚- ゚*ζ「…………あい」

ξ゚⊿゚)ξ「何か買う? それはあんたが稼いだあんたの金よ」

ζ(゚- ゚*ζ" フルフル

ξ゚⊿゚)ξ「……宿に行きましょ、狐が待ってる」

ζ(゚- ゚*ζ「あい……」

ξ゚⊿゚)ξ(くそったれ、あいつら魔族みたいな顔してる癖に)

811: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:18:52 ID:CCfWUvqY0
しぃはプロだな好感持てる
幼女は大切にすべき

812: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:19:21 ID:hJjhTYic0



爪'ー`)y‐「…………で、落ち込んでんの?」

ξ゚⊿゚)ξ「そ、ベッドから出てこなくなったわ」

爪'ー`)y‐「はーん……まぁ差別はあるだろうねぇ、反感持つ人も居るよね」

ξ゚⊿゚)ξ「まぁ居るわ、こっちに魔族は少ないから余計ね……目立つのよやっぱり」

爪'ー`)y‐「で?」

ξ゚⊿゚)ξ「カウンター叩き潰した」

爪'ー`)y‐「うんうん、見事に酒場の話題を作ってくれて」

ξ゚⊿゚)ξ「焼きたてパンはどう思う?」

爪'ー`)y‐「焼きたてパンとしてはどうでも良いです」

ξ゚⊿゚)ξ「まぁそうよね」

爪'ー`)y‐「溶かしバターちゃんも別に差別なくそうとかそう言うの無いじゃん」

ξ゚⊿゚)ξ「溶かしバターもそう言うのは無いですね」

爪'ー`)y‐「でも身内がアレだとムカつくんだよね」

813: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:19:52 ID:YZ6Qui9w0
所長よく人を見てるなあ

814: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:21:14 ID:hJjhTYic0

ξ゚⊿゚)ξ「まぁ人がどう思うかなんて自由だしどうしようもないじゃない」

爪'ー`)y‐「うんうん」

ξ゚⊿゚)ξ「でも私がそれに対して腹を立てるのも自由なわけよ」

爪'ー`)y‐「うんうん」

ξ゚⊿゚)ξ「だからキレた」

爪'ー`)y‐「はい好きー」

ξ゚⊿゚)ξ「きもーい」

爪'ー`)y‐「焼きたてパンとしてもそんな感じ、もうちょい俯瞰気味だけど」

ξ゚⊿゚)ξ「根絶出来るものじゃないしね」

爪'ー`)y‐「でも」

ξ゚⊿゚)ξ「でも」

爪'ー`)y‐「うちのデレは魔族とか抜きにあざといから……」

ξ゚⊿゚)ξ「うちの子が一番かわいい」

爪'ー`)y‐「わーかーるーぅ」

ξ゚⊿゚)ξ(これもしかしてペットでは)

爪'ー`)y‐(シッ)

815: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:22:48 ID:hJjhTYic0

爪'ー`)y‐(聞いた感じだと優しそうだった所長さんさ)

ξ゚⊿゚)ξ(あの人絶対魔族嫌いよ)

爪'ー`)y‐(だよね)

ξ゚⊿゚)ξ(雰囲気から察するのよねアレ、デレは気付いてなかったし隠すの上手かったけど)

爪'ー`)y‐(冒険者してて人を見慣れてると分かっちゃうよねー)

ξ゚⊿゚)ξ(いや私はあんたで慣れたんだけど)

爪'ー`)y‐(まーじーかー)

ξ゚⊿゚)ξ(うんマジ)

爪'ー`)y‐「あ、そうださっきお菓子貰ったんだよね」

ξ゚⊿゚)ξ「何を急に」

爪'ー`)y‐「お店のおばあちゃんに『あらー男前だねぇおやつあげようねぇ』(裏声)って」

ξ゚⊿゚)ξ「ンブッフ」

爪'ー`)y‐「デレおやつだよーおいでーお兄さんのお膝においでー」

ξ゚⊿゚)ξ

爪'ー`)y‐

ξ゚⊿゚)ξ「来ないわね」

爪'ー`)y‐「かなしい」

816: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:23:47 ID:hJjhTYic0

ξ゚⊿゚)ξ「ふむ……デレ、来い」

ζ(゚- ゚*ζ,,モソ…

爪'ー`)y‐「うーわ従順」

ξ゚⊿゚)ξ「膝に」

ζ(゚- ゚*ζ「あい……」モゾモゾ…

ξ゚⊿゚)ξ  バァ----z____ン!!
 つ(゚- ゚*ζ
   ⊂ ヽ

爪'ー`)y‐「当て付けかな?」

ξ゚⊿゚)ξ「うん、羨め」

爪'ー`)y‐「羨ましいと言うか何か敗北の決まっていた勝負なのに悔しさが」

ξ゚⊿゚)ξ「囀ずるが良い敗北者よ」

爪'ー`)y‐「世紀末感のある言いぐさやめて……」

817: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:25:07 ID:CCfWUvqY0
うらやましい
デレちゃん可愛いあざとい

818: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:25:50 ID:hJjhTYic0

ξ゚⊿゚)ξ「デレ、あんたは何が一番気に食わない?」

ζ(゚- ゚*ζ「…………」

ξ゚⊿゚)ξ「差別を受けた事か、自分の種族を愚弄された事か」

ζ(゚- ゚*ζ「…………」

ξ゚⊿゚)ξ「何が嫌でそう腐ってるのか、はっきり言いなさい」

爪'ー`)y‐「ツンちゃんもうちょっとソフトに聞きなよ」

ξ゚⊿゚)ξ「あんたは黙ってて」

ζ(゚- ゚*ζ「……おねさん」

ξ゚⊿゚)ξ「私?」

ζ(゚- ゚*ζ「おねさんおこる……ない……」

ξ゚⊿゚)ξ「…………」

ζ(゚- ゚*ζ「デレまぞく……おにさんとおねさん、いやなおもいする……」

819: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:26:33 ID:hJjhTYic0

ξ゚⊿゚)ξ「私たちが嫌な思いをするから嫌だ、と」

ζ(゚- ゚*ζ「あい……」

ξ゚⊿゚)ξ「たわけが」

ζ(゚- ゚*ζ「う?」

ξ゚⊿゚)ξ「私たちがそれだけの事を引きずるように見えるの?」

爪'ー`)y‐(見える)

ξ゚⊿゚)ξ(だまれ)

ζ(゚- ゚*ζ「ぅ……でも、おねさんおこる……ひとごろし、ない……」

ξ゚⊿゚)ξ「一般人は殺さないわよ……主に殺すのはこいつであって」

爪'ー`)y‐「今ならストレス発散で死んであげるよ……」

ξ゚⊿゚)ξ「じゃあメガンテして」

爪'ー`)y‐「MPが足りないなぁ……」

820: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:28:12 ID:hJjhTYic0

ξ゚⊿゚)ξ「……あんたは、あんたの事を考えなさい、デレ」

ζ(゚- ゚*ζ「…………」

ξ゚⊿゚)ξ「私たちは確かに弱い部分もある、守りきれない事もある
     それでも私たちは、あんたより大人なのよ、大人だから色々飲み込む術を知っているの」

爪'ー`)y‐「良い事かはさておき、僕らは色々と慣れちゃってる事も多いからねぇ」

ξ゚⊿゚)ξ(まぁ流せない事の方が多いけどな)

爪'ー`)y‐(慣れてもムカつくのが人間のさがだけどね)

ξ゚⊿゚)ξ「あんたはまだ子供よ、デレ、もっと自分の事を考えなさい」

ζ(゚- ゚*ζ「……ぅ……ぅぅー……」

ξ゚⊿゚)ξ「誰もあんたを捨てたりしない」

ζ(゚- ゚*ζ!

821: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:30:02 ID:hJjhTYic0

爪'ー`)y‐「僕らの旅の目的は一応王都の城下町近くに住む魔導師に会う、だけどさ
     もう一つの目的は、城下町に住むツンちゃんのお師匠さんの元に君を送り届ける、なんだよ」

ζ(゚- ゚*ζ

ξ゚⊿゚)ξ「あんたの居場所は今はここだけど、ちゃんと住む場所に届けるつもりなのよ」

ζ(゚- ゚*ζ

ξ゚⊿゚)ξ「それは捨てるって事じゃない、旅には危険が多いから、最も安全な場所に居て欲しいのよ」

ζ(゚- ゚*ζ

爪'ー`)y‐「嫌だったらはっきり言ってよぉデレ」

ζ(゚- ゚*ζ

ζ(゚- ゚*ζ「や」

爪'ー`)y‐「お?」

ζ(;- ゚*ζ「や、あ」

ξ゚⊿゚)ξ「あっ」

ζ(;- ;*ζ「やだぁ……」

爪'ー`)y‐「あーあー」

ξ゚⊿゚)ξ「あーあーあー」

822: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:32:23 ID:CCfWUvqY0
デレちゃん可愛い
そりゃ嫌ですよ一緒に居たいですよ

823: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:32:42 ID:hJjhTYic0

ζ(;- ;*ζ「おねさんとおにさんいっしょいる……やだぁ……」

ξ゚⊿゚)ξ「あーあーもう泣くな泣くな」

ζ(∩-∩*ζ「やだぁぁぁ……」

爪'ー`)y‐「泣かない泣かない、捨てたりしないから」

ζ(∩-∩*ζ「うー……うぅー……やだぁ……デレいっしょいるぅ……」

爪'ー`)y‐「あぁー、珍しい駄々っ子だ」

ξ゚⊿゚)ξ「初めて駄々こねてるわね……」

ζ(∩-∩*ζ「うぇぇ……やだぁ……デレやだぁ……」

ξ゚⊿゚)ξ「デレ聞きなさい」

ζ(∩-∩*ζ「ぅ……ぅうー……」

ξ゚⊿゚)ξ「あんたも、あんたと一緒に居るのも好きよ、今の私には必要な存在」

ζ(;- ;*ζ「じゃあっ」

ξ゚⊿゚)ξ「それでも私は、あんたを守りたいの、私のワガママでこれ以上あんたを連れ回せない」

824: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:36:25 ID:hJjhTYic0

ξ゚⊿゚)ξ「だから、私が最も安全だと思う場所に送り届けたい、幸せになってほしいから」

ζ(;- ;*ζ「デレ……しあわせ、ない……いっしょいい……」

ξ゚⊿゚)ξ「私たちはあんたに必要な物を与えられない、あんたの親には不十分な人間なの」

ζ(;- ;*ζ「ないっ、デレ、おねさんとおにさんっ」

ξ゚⊿゚)ξ「情だけでは、人は人を育てられないのよ」

ζ(;- ;*ζ「っ……」

ξ゚⊿゚)ξ「育てる環境、育てる人間、育てる内容、ひとつ間違えば、あんたは歪んだ姿で育つ」

ζ(;- ;*ζ「ぅ、あ……あぅぅ……」

ξ゚⊿゚)ξ「ご主人のお願いを聞いてデレ、私はあなたに真っ直ぐ育ち、幸せになってほしい」

ζ(;- ;*ζ「…………」

ξ゚⊿゚)ξ「……あんたが立派に育ったら、その時私がまだ冒険者なら、あんたを迎えに行くわ」

ζ(;- ;*ζ!!

ξ゚⊿゚)ξ「一緒にまた旅をしましょう、隣に狐は居ないかも知れないけど、あんたを迎えに行くから」

爪'ー`)y‐「あっ何かひどーい僕だけ居ない扱いされてるー」

825: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:38:01 ID:hJjhTYic0

ξ゚⊿゚)ξ「あんたあと六年くらい一緒に旅する気なの?」

爪'ー`)y‐「別に契約満了して別れても六年後にまた組めば良いのでは?」

ξ゚⊿゚)ξ「ハッ」

爪'ー`)y‐「その頃には僕は……うわ……32だ……三十路入った……」

ξ゚⊿゚)ξ「私は……えーと……」

爪'ー`)y‐「24だよ」

ξ゚⊿゚)ξ「まだ若造ね」

爪'ー`)y‐「ソウダネ つか15の時に迎えに行くの?」

ξ゚⊿゚)ξ「私が15で冒険者始めたから」

爪'ー`)y‐「あーはいはい」

ξ゚⊿゚)ξ「……何にせよ、まだまだ旅は出来るわ」

爪'ー`)y‐「だねぇ、働き盛りだ」

826: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:39:15 ID:hJjhTYic0

ξ゚⊿゚)ξ「……だからねデレ、それまでに魔法覚えなさい」

ζ(;- ;*ζ「ぁ……あいっ!」

ξ゚⊿゚)ξ「姉様は魔族で、自然や精霊を使う魔法が得意なのよ、いっぱい教えてくれるわ」

爪'ー`)y‐「ツンちゃん教わらなかったの?」

ξ゚⊿゚)ξ「今思うと姉様は私の無魔力を察してた」

爪'ー`)y‐「あぁ……」

ξ゚⊿゚)ξ「私たちは魔法がてんでダメだから、しっかり覚えなさいよ?」

ζ(ぅ- ;*ζ「あいっ」

爪'ー`)y‐「怪我も病気もしないように丈夫に育つんだよー?」

ζ(゚-⊂*ζ「あいっ!」

ξ゚⊿゚)ξ「あと心を鍛えなさい心を」

ζ(゚- ゚*ζ「あ、あい……」

爪'ー`)y‐「威勢が」

827: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:40:39 ID:.n3H1bXU0
つよい

828: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:40:49 ID:hJjhTYic0

ξ゚⊿゚)ξ「……別に離れたからって、あんたを捨てたり忘れるわけじゃないんだから」

爪'ー`)y‐「そーそー、デレが頑張って育つ間は僕らも成長するんだよ」

ξ゚⊿゚)ξ「……だからデレ、お別れしても泣くな、ちゃんとまた会うから」

ζ(゚- ゚*ζ「あいっ」

爪'ー`)y‐「僕の事も忘れないでよー?」

ζ(゚- ゚*ζ「あいっ!」

ξ゚⊿゚)ξ「まぁまだ先だしね別れるの」

爪'ー`)y‐「町二つくらい越さないとね」

ξ゚⊿゚)ξ「遠回りしたから結構距離あるわ」

爪'ー`)y‐「まあ楽しかったし良いじゃん?」

ξ゚⊿゚)ξ「良いけどね別に、お守りも手に入れたし」

爪'ー`)y‐「いやーガチだったねそれ」

ξ゚⊿゚)ξ「ガチだったわ、無いともう無理だわ」

829: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:42:42 ID:hJjhTYic0

爪'ー`)y‐「あ、そうだ繕い物しないと」

ξ゚⊿゚)ξ「出来るの?」

爪'ー`)y‐「君ね、散々君のインナー繕ってるの誰だと思ってるの」

ξ゚⊿゚)ξ「いつの間に出来るように……」

爪'ー`)y‐「必要に迫られたからね!! 料理もね!!」

ξ゚⊿゚)ξ「あんた料理うまくなったわよね……」

爪'ー`)y‐「そりゃどうも……」

ξ゚⊿゚)ξ「師匠には劣るが」

爪'ー`)y‐「褒めるか下げるかどっちかにして?」

ξ゚⊿゚)ξ「私の分もやって?」

爪'ー`)y‐「何で師匠はできるのに君は出来ないの?」

ξ゚⊿゚)ξ「出来なくはないわよ肉なんて焼けば食えるし」

爪'ー`)y‐「着れれば良い食えれば良い理論振りかざさないで」

ζ(゚- ゚*ζ(デレかじおぼえる……)

830: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:43:53 ID:hJjhTYic0

ξ゚⊿゚)ξ「まぁ別にいつでも良いわよ繕い物は、外套がちょっと焦げただけだし」

爪'ー`)y‐「結構高かったのにこれー」

ξ゚⊿゚)ξ「いやー直撃するとクソ痛いわね魔法って……」

爪'ー`)y‐「今後は下手に突っ込まないでよー? 無茶すると死んじゃうから」

ξ゚⊿゚)ξ「そうね、身のほどをわきまえないと」

爪'ー`)y‐「そう言うとこ素直だよね……」

ζ(゚- ゚*ζ「おねさんしぬ、ふっかつない」

ξ゚⊿゚)ξ「そうね、私は狐と違ってゾンビ体質じゃ無いものね」

爪'ー`)y‐「ゾンビも結構大変なんだからね?」

ζ(゚- ゚*ζ「ふっかついたい?」

爪'ー`)y‐「あー痛い時もある」

ξ゚⊿゚)ξ「あれ意識あんの?」

爪'ー`)y‐「ある時もある」

831: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:44:38 ID:hJjhTYic0

ξ゚⊿゚)ξ「えっ……意識あるの……いやあった気がするな……こっわ……」

ζ(゚- ゚*ζ「ひぇ……」

爪'ー`)y‐「頭弾け飛んだり心臓消滅したら死亡確定じゃない?」

ζ(゚- ゚*ζ「あい」

爪'ー`)y‐「そしたら死んだ扱いみたいで蘇生始まるんだよね、意識が残ってても」

ξ゚⊿゚)ξ「うへぇ……」

爪'ー`)y‐「まぁ頭吹き飛んだら意識もクソも無いけど、蘇生時は痛い時もある、何でかは知らない」

ζ(゚- ゚;*ζ「ぅぁ」

爪'ー`)y‐「僕の蘇生は身体の傷を巻き戻す感じに近いらしいから、まぁ何かじゅるじゅるする」

ξ゚⊿゚)ξ「よくしてる」

爪'ー`)y‐「なのに死亡確定じゃないと治らないんだよなぁ……痛いのは痛いまま……」

ζ(゚- ゚;*ζ ピト
  ⊂ ヽ,,

爪'ー`)y‐「はははデレは優しいなー」

832: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:45:47 ID:hJjhTYic0

爪'ー`)y‐「まぁ痛いのにも慣れちゃったけどさ、拷問慣れって言うの?」

ξ゚⊿゚)ξ「申し訳無さが」

爪'ー`)y‐「いやいやツンちゃんは殺す頻度は高いけどほとんど一発で殺してくれるし」

ξ゚⊿゚)ξ「……拷問された事が?」

爪'ー`)y‐「あるある」

ζ(゚- ゚;*ζ「なぜ」

爪'ー`)y‐「貴重な存在ではあるらしいからねぇ不死者、簡易的な不死者は作れても僕は稀みたい」

ξ゚⊿゚)ξ「でも薬師とかは?」

爪'ー`)y‐「竜の寵愛を受けるのは難しい事だしねぇ、この世界にはあの二人しか居ないかもね」

ξ゚⊿゚)ξ「ふむぅ……」

ζ(゚- ゚*ζ「しぬいたい?」

爪'ー`)y‐「死ぬ原因を食らった時は痛いね……意識が途絶えたらもう痛くないの」

ζ(゚- ゚;*ζ「……いしきある、なおる……?」

爪'ー`)y‐「意識あるまま蘇生入ると痛い事が多いね!」

ξ゚⊿゚)ξ「申し訳なく」

爪'ー`)y‐「慣れてる慣れてる」

833: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:46:32 ID:hJjhTYic0

ξ゚⊿゚)ξ「……じゃあ、死ぬ時って、どんな感じ?」

爪'ー`)y‐「んー……僕は死に慣れたからなぁ……」

ζ(゚- ゚;*ζ「なれ……」

爪'ー`)y‐「初めて死んだ時はー…………やっと死ねる、だったかなぁ」

ξ゚⊿゚)ξ「あー……」

爪'ー`)y‐「まぁ死にたくないとか怖いとかもあったけど、しかも蘇ったし」

ξ゚⊿゚)ξ「死ぬ感覚は?」

爪'ー`)y‐「寒い」

ξ゚⊿゚)ξ「寒いか」

爪'ー`)y‐「寒い中寝る感じだけど凍死とはまた違う感じなんだよねー、まぁ即死すると突然意識途切れるだけだけど」

ξ゚⊿゚)ξ「死に慣れこっえぇ……」

ζ(゚- ゚*ζ「こわ……」

834: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:47:09 ID:hJjhTYic0

爪'ー`)y‐「まあ僕がよく死ぬのは今さらだし、最初からずっと閲覧注意だから」

ξ゚⊿゚)ξ「何の話だ」

爪'ー`)y‐「今後グロ描写があっても注意は入れないって事だよ」

ξ゚⊿゚)ξ「だから何の話だ」

ζ(゚- ゚*ζ「おにさんだいよんのかべ?」

爪'ー`)y‐「デッドなプールだね」

ξ゚⊿゚)ξ「何の話をしてるんだお前たちは」

爪'ー`)y‐「ほらデレ、おやつ」

ζ(゚- ゚*ζ「ありあと」

爪'ー`)y‐「美味しいよねバームクーヘン」

ζ(゚~゚*ζ「のどかわく」

爪'ー`)y‐「今ならなんとミルクがある」

ζ(゚- ゚*ζ「みうくー」

ξ゚⊿゚)ξ(こいつら……露骨に話題を……)

835: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:47:57 ID:hJjhTYic0

ξ゚⊿゚)ξ「ああそうだ、肉は買い取って貰えた?」

爪'ー`)y‐「うん、あの白い犬なんと珍しかったみたいでね」

ξ゚⊿゚)ξ「あ、役所に言うの忘れた」

ζ(゚- ゚*ζ「あう……」

爪'ー`)y‐「明日で良いじゃん、それより珍しかったみたいでね」

ξ゚⊿゚)ξ「高かった?」

爪'ー`)y‐「金貨になりました」

ξ゚⊿゚)ξ「マジかよ」

爪'ー`)y‐「なんと10枚」

ξ゚⊿゚)ξ「マジかよ……」

ζ(゚- ゚*ζ(デレよりたかい)

爪'ー`)y‐「はいお小遣い」

ξ゚⊿゚)ξ「え、良いの?」

836: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:49:35 ID:YZ6Qui9w0
狐くん商売上手

837: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:50:30 ID:hJjhTYic0

爪'ー`)y‐「ツンちゃん三枚デレは二枚と銀貨三枚」

ξ゚⊿゚)ξ(こいつ自分の取り分だけ多く……)

ζ(゚- ゚*ζ「がう?」

爪'ー`)y‐「銀貨はカエル代、今の時期は高いって」

ζ(゚- ゚*ζ「うー」

ξ゚⊿゚)ξ「受け取りなさい」

ζ(゚- ゚*ζ「あい……」

ξ゚⊿゚)ξ「花の代金も渡したからお金持ちよデレ」

爪'ー`)y‐「お、良いねぇ何か奢ってよー」

ξ゚⊿゚)ξ「お前な……」

爪'ー`)y‐「冗談だから……」

ζ(゚- ゚*ζ(なにかかう……でもおみせいやがる……?)

ξ゚⊿゚)ξ「ほらデレが困ってる」

爪'ー`)y‐「冗談だからねー?」

ζ(゚- ゚*ζ(むむむ……)

ξ゚⊿゚)ξ「聞いてねぇな」

爪'ー`)y‐「つらい」

838: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:51:20 ID:hJjhTYic0

ξ゚⊿゚)ξ「……ところで拷問慣れってさ」

爪'ー`)y‐「あー、まず水瓶に頭突っ込まれるのも拷問だったよね」

ξ゚⊿゚)ξ「お前そんな軽く幼少期のトラウマを」

爪'ー`)y‐「あとは爪剥がされたり」

ξ゚⊿゚)ξ「痛い痛い痛い」

爪'ー`)y‐「あ、そうそうこれ見てほしいんだけど」ゴソゴソ

ξ゚⊿゚)ξ「脱ぐな脱ぐな」

爪'ー`)y‐「首の後ろのこれ」

ξ゚⊿゚)ξ「火傷? 傷跡?」

爪'ー`)y‐「奴隷の焼き印もどきを潰した痕」

ξ゚⊿゚)ξ「重いよ!!」

爪'ー`)y‐「あ、実際には奴隷じゃないよ? ご家庭ごとに勝手にやるアレだよ?」

ξ゚⊿゚)ξ「普通のご家庭には身内の奴隷は居ない」

爪'ー`)y‐「熱い正論がたまらない」

839: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:52:48 ID:hJjhTYic0

爪'ー`)y‐「あとこっちの傷が幼少期のやつ」

ξ゚⊿゚)ξ「傷跡は消えないのね」

爪'ー`)y‐「もとからあった分は消えないね」

ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ私のこれは自分で縫ったやつ」

爪'ー`)y‐「きつい」

ξ゚⊿゚)ξ「あとこれが野党相手にした時の」

爪'ー`)y‐「何人くらい?」

ξ゚⊿゚)ξ「12人」

爪'ー`)y‐「世紀末覇者か」

ξ゚⊿゚)ξ「そっちのは?」

爪'ー`)y‐「女の子に刺されたやつ」

ξ゚⊿゚)ξ「さてはバカだな?」

爪'ー`)y‐「愛の狩人とか伝道師って言って」

ξ゚⊿゚)ξ「ラブハンターの称号は相当かっこいい人でもクソダサいぞ」

爪'ー`)y‐「うんまぁ割りとダサいな」

840: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:54:05 ID:hJjhTYic0

爪'ー`)y‐「あ、ツンちゃん背中のアレ見せてよ」

ξ゚⊿゚)ξ「お前、以前に見た時は怒ったくせに」

爪'ー`)y‐「目の前で女の子が歴戦の勇者が脱ぐ勢いで半裸になられたら心が負ける」

ξ゚⊿゚)ξ「いつか歴戦の勇者になろう……」ゴソゴソ

爪'ー`)y‐「いやなれば良いってもんでも……いやー立派な三本線」

ξ゚⊿゚)ξ「致命傷で死にかけたやつよ」

爪'ー`)y‐「だろうなぁこれ」

ξ゚⊿゚)ξ「背骨を抉られてた」

爪'ー`)y‐「深いな!?」

ξ゚⊿゚)ξ「もう動けもしなかったところを先生に助けられたのよね」

爪'ー`)y‐「命の恩人だね」

ξ゚⊿゚)ξ「ええ」

爪'ー`)y‐「で、熊は?」

ξ゚⊿゚)ξ「旅に出て最初にリベンジに行って殺した」

爪'ー`)y‐「強くなって……」

841: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:55:18 ID:zt8HYv.A0
映画ネタうれしい

842: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:55:34 ID:hJjhTYic0

ζ(゚- ゚*ζ

ζ(゚- ゚*ζ(なぜ)


 なぜお姉さんとお兄さんは、上半身はだかで傷を教えあってるのだろう。


ζ(゚- ゚*ζ(まえかくしてるけど)

ζ(゚- ゚*ζ(けどなんかおかしい)

ζ(゚- ゚*ζ

ζ(゚- ゚*ζ(けっこんない……?)


 二人はいつでもなんかしゃべってる。
 静かにしてる時もあるけど、いっつもしゃべってる。

 デレはことばがとくいじゃないから見てるだけだけど、
 二人がしゃべるのを見て、くちにだすことばを覚えてる。

 でも二人はいっぱいしゃべるから、デレは覚えるのがおっつかない。

843: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:56:37 ID:hJjhTYic0

 でも、二人がしゃべってるのを見て聞くのはたのしい。
 なかよしのおしゃべりは、とってもたのしい。


ζ(゚- ゚*ζ「おにさん」

爪'ー`)y‐「ん?」

ζ(゚- ゚*ζ「おうた」

爪'ー`)y‐「おー、お歌聴きたいかー良いよーどんなお歌が良いかなー?」

ζ(゚- ゚*ζ「んと……んと……」

ξ゚⊿゚)ξ「歴戦の勇者で」

爪'ー`)y‐「なぜ君が決める」

◎⊂ζ(゚- ゚*ζ,,

爪'ー`)y‐「出さなくて良いから」

ξ゚⊿゚)ξ「察しなさいよ、やってみたかったのよ」

爪'ー`)y‐「ああ……」

844: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:57:34 ID:CCfWUvqY0
普通はおかしいよなあ
けど狐とツンちゃんだしな

845: 名無しさん :2017/01/29(日) 21:59:05 ID:hJjhTYic0

 ぽろろん。



 美しき従者を従え、かの者は云う
 黒き影をたなびかせ、魔を統べる者は云う


 『嗚呼、愚かな行いを』


 濁る闇をたたえた瞳でねめつける
 色の無い痩けた頬を歪ませて笑う


 『争うなど愚か者の成す事』


 細く長い指先で指した先には
 おそろしくも偉大なる者の前には


 海を割り
 星を落とし
 空を引き裂き
 全てを焼き払う

 ああおそろしきその者
 ああ偉大なるその名は

846: 名無しさん :2017/01/29(日) 22:01:00 ID:hJjhTYic0

ξ-⊿-)ξzzz…

爪'ー`)y‐「まーた寝た」

ζ(゚- ゚*ζ「ゆうしゃとは」

爪'ー`)y‐「実際に魔を統べる者って呼ばれた英雄様が居るんだよ」

ζ(゚- ゚*ζ「ひぇ」

爪'ー`)y‐「怖いよねー、見た事無いけどきっと魔王みたいな人だよ」

ζ(゚- ゚*ζ「こあい……」

爪'ー`)y‐「こう……でっかくて顔に傷があって一人称が我輩とかなんだよきっと……」

ξ゚⊿゚)ξそ「師匠!?」バッ

爪'ー`)y‐「うわびっくりした」

ξ゚⊿゚)ξ

ξ-⊿-)ξ「ゆめか……」スヤ…

爪'ー`)y‐「何なんだ君は……」

847: 名無しさん :2017/01/29(日) 22:02:24 ID:hJjhTYic0

爪'ー`)y‐「さてデレ、怖いお姉さんは寝たよ」

ζ(゚- ゚*ζ「はだかで」

爪'ー`)y‐「腹が立つから着せとこ」ゴソゴソ

ζ(゚- ゚*ζ(ひどい)

爪'ー`)y‐「あまーいお酒があります」

ζ(゚ヮ゚*ζパァ

爪'ー`)y‐「ほーらミルクのお酒もあるし果物のお酒もあるぞー?」

ζ(゚ヮ゚*ζソワソワ

爪'ー`)y‐「なんと割るための飲み物まであるぞー? 軽食もあるぞー??」ガサガサ

ζ(゚ヮ゚*ζワクワク

爪'ー`)y‐(クク……こんなに喜んで、将来飲んべえだなこれ……)

ζ(゚ヮ゚*ζ(おにさんうれしそう)

爪'ー`)y‐「飲みますか?」

ζ(゚- ゚*ζ「はだかで」

爪'ー`)y‐「着ます……」ゴソゴソ

848: 名無しさん :2017/01/29(日) 22:03:41 ID:hJjhTYic0

爪'ー`)y‐「はい、空酒は胃に悪いから軽く食べながらね」

ζ(゚- ゚*ζ「あいっ」

爪'ー`)y‐「ではこっそり、いただきまーす」

ζ(゚- ゚*ζ「いたぁきますっ」

爪'ー`)y‐「はいはい僕はこっちでデレのはこっち」

ζ(゚- ゚*ζ「おいしおいし」モグモグ

爪'ー`)y‐「あ゙ー……うっま……」ゴクゴク

ζ(゚- ゚*ζ(おじさん)

爪'ー`)y‐「お、これ美味しい、鳥の肉の薫製かな」モグモグ

ζ(゚- ゚*ζ「おいひおいひ」ゴクゴク

爪'ー`)y‐「アァー 麦のお酒と合いますナー」ゴクゴク

ζ(´-`*ζ「うま……あまいおいし……」ゴクゴク

849: 名無しさん :2017/01/29(日) 22:05:15 ID:hJjhTYic0

爪'ー`)y‐「お酒に甘い肴も合うなー」モグモグ

ζ(゚- ゚*ζ「あまいちーず? おいしおいし……あまあまさくさく……」モグモグ

爪'ー`)y‐「そうそう果物が入ってる、バゲットに乗せると美味いなー」モグモグ

(*゚ー゚)「カエルの唐揚げお持ちしましたー」コンコン

爪'ー`)y‐「はーい待ってましたー」

ζ(゚- ゚*ζ「かえる?」

爪'ー`)y‐「デレがとったやつねー、揚げたて美味しいぞー」

ζ(´-`*ζ「はふ……はふふ……うま……うまうま……」モグモグ

爪'ー`)y‐「アァァー炭酸に合うゥー デレもおかわり飲め飲め」モグモグ

ξ-⊿゚)ξ"「良い匂いがする」モゾリ

爪;'ー`)y‐「あ」

ζ(゚- ゚;*ζ「あ」

ξ#゚⊿゚)ξ「あ」



 ものすごくおこられた。



 おわり。

851: 名無しさん :2017/01/29(日) 22:06:54 ID:CCfWUvqY0
懲りない二人にブレないなツンちゃん


852: 名無しさん :2017/01/29(日) 22:08:39 ID:IOnmntBY0
一つの村にしぃが2人いるのはじめてか?

853: 名無しさん :2017/01/29(日) 22:22:45 ID:YZ6Qui9w0
死ぬほどビール飲みたくなったし
晩酌したくなったけどデレちゃんはいない……

854: 名無しさん :2017/01/29(日) 22:47:20 ID:hJjhTYic0
最近立ち絵サボってるから晩酌の相手置いておきます
boonpic2_2327.png

855: 名無しさん :2017/01/29(日) 23:51:31 ID:Kht9YPXA0
ドクオの歌かな?おつおつ

856: 名無しさん :2017/01/30(月) 01:58:11 ID:PduIdhKU0
ドックンめっちゃかっこよく語られててワロタ
おつんこ

857: 名無しさん :2017/01/30(月) 07:55:54 ID:VecIPo9Q0
乙。小汚い毛布纏ったままこんな残虐ファイトを…

858: 名無しさん :2017/01/30(月) 08:31:26 ID:8Eab7sUM0
歌はドクオかよwww
すこーし誇張されてるけど間違ってないよね!

859: 名無しさん :2017/01/30(月) 12:47:44 ID:U42EBgUU0
>>854
和むわあ仕事頑張れそ

860: 名無しさん :2017/01/30(月) 15:21:28 ID:AEnIiDic0
所長がプロフェッショナルで惚れた
モララーは良くも悪くも若いって感じか

861: 名無しさん :2017/01/30(月) 15:40:59 ID:8Eab7sUM0
しぃが量産型過ぎて笑う

862: 名無しさん :2017/01/31(火) 03:07:33 ID:f.taAR020
寒いしあまくて濃厚な酒が飲みたくなったよ。
フォックスの頭から出てきたのなんだったんだろう気になる。

863: 名無しさん :2017/01/31(火) 19:39:30 ID:sbMOBXmY0
デレちゃがだんだん自分出せるようになってきたのいい……

第十二話 いやなきもちをはらおう。 前編

735: ◆tYDPzDQgtA :2017/01/22(日) 21:00:27 ID:A.tMRfhA0


 例えばそれは踏み固められたつなぐ道、時には森の獣道。

 騒がしい酒場の熱気、賑やかな町の営み。

 周囲にはいつも退屈とは無縁のものばかり。
 聞こえるのは風を斬る音、たゆたうような詩人の歌声、獣じみた幼い咆哮。

 刃を振るい、歌声を響かせ、魔力を用い、路銀を稼いで進むのは三人。


 一人は不機嫌そうに顔を歪める、若い女戦士。
 もう一人は、軽薄そうにへらへら笑う優男の吟遊詩人。
 そんな二人の後ろをついて歩く、小さな魔族の子供。



 【道のようです】
 【第十二話 いやなきもちをはらおう。 前編】



 彼らの進む先にはいつも、血肉の臭いと歌声が存在する。

736: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:02:24 ID:A.tMRfhA0

 まっしろつめたい降雪地帯はなかなか抜けず、ざくざくと雪を踏み締めて進んでゆく。

 目の前を歩くのは、深い赤のマントと濃い青灰色のマント。
 やっと服を買えたお姉さんは、斧を肩に担いで雪の中を進む。

 小さいのに大きなお姉さんは、とても頼りになる。
 誰よりも貪欲に生きようとするし、とても優しくてあたたかい。

 少し前を歩くお兄さんは、よく笑う。
 いつもにこにこ何かから逃げているのに、最近はちゃんと受け止められているみたい。

 デレは、お兄さんとお姉さんがだいすきです。


ζ(゚- ゚*ζ「がう」

爪'ー`)y‐「ん?」

ζ(゚- ゚*ζ「う?」

爪'ー`)y‐「気のせいかな……うーさむー……」


 お兄さんはさむいのが苦手みたい。
 喉が冷えるのがだめなんだって。

737: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:03:05 ID:A.tMRfhA0

 パパとママをころされて、デレはこわいひとに連れていかれた。
 奴隷として叩かれたり痛い思いも怖い思いもたくさんした。

 どれだけの期間を奴隷として過ごしたのかは覚えてないけど、やらされるのは肉体労働ばかりだった。
 奴隷をしていた中では、角を掴んで揺さぶられるのが一番痛くて苦しくて怖かったな。

 怒られる時はそうされるものだと思っていたけど、違うみたいだ。
 パパもママも僕には優しかったし、もうよくは覚えていないけど。


 売られて、本格的に奴隷として生きるんだと思ってた。
 もうなにも楽しいことなんてないって思ってた。

 でもお姉さんが、デレのために怒ってくれた。
 お兄さんが、デレのためにお金を出してくれた。

 お姉さんは怒ると誰よりも怖くて、ママくらい怖くて、きっとあのままだと人も殺したと思う。

 怒ると知らないひとみたいになる。
 デレはあんまり怒ってほしくないけれど。
 それでもお姉さんは、自分や誰かのためによく怒る。

 それにデレを拾った時は、特別な怒り方だったらしい。

738: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:04:13 ID:A.tMRfhA0

 パパとママをころされて、デレはこわいひとに連れていかれた。
 奴隷として叩かれたり痛い思いも怖い思いもたくさんした。

 どれだけの期間を奴隷として過ごしたのかは覚えてないけど、やらされるのは肉体労働ばかりだった。
 奴隷をしていた中では、角を掴んで揺さぶられるのが一番痛くて苦しくて怖かったな。

 怒られる時はそうされるものだと思っていたけど、違うみたいだ。
 パパもママも僕には優しかったし、もうよくは覚えていないけど。


 売られて、本格的に奴隷として生きるんだと思ってた。
 もうなにも楽しいことなんてないって思ってた。

 でもお姉さんが、デレのために怒ってくれた。
 お兄さんが、デレのためにお金を出してくれた。

 お姉さんは怒ると誰よりも怖くて、ママくらい怖くて、きっとあのままだと人も殺したと思う。

 怒ると知らないひとみたいになる。
 デレはあんまり怒ってほしくないけれど。
 それでもお姉さんは、自分や誰かのためによく怒る。

 それにデレを拾った時は、特別な怒り方だったらしい。

739: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:05:12 ID:A.tMRfhA0

 どうしてあんなに怒ったのか、聞いてみた事もあった。


ζ(゚- ゚*ζ『おこるふしぎ』

ξ゚⊿゚)ξ『私は人を殺すわ、だから人の道からは外れた』

ζ(゚- ゚*ζ『あう』

ξ゚⊿゚)ξ『けれどそんな外道にも、譲れない筋って物があるのよ』


 私にはそれがあんただっただけ。


 斧を研きながら言うお姉さんは、すごくまっすぐな目をしていた。

 デレは、そんな目の人を外道だとは思えなくて。

 けれど人を殺したのなら、それはどんな理由であれ人の道からは外れると。

 お姉さんは自らを戒めるように、自分を縛り付けるように、ただ斧を磨いていた。

740: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:05:56 ID:A.tMRfhA0

 お兄さんはどうしてお金を出してくれたのか。
 デレを拾うの嫌がってたみたいなのに、どうしてなのかが不思議で聞いてみた事がある。


ζ(゚- ゚*ζ『おかねだすふしぎ』

爪'ー`)y‐『んー? まぁ相棒が納得しないしねぇ、と言うか別に払ってないし』

ζ(゚- ゚*ζ『デレもってる』

爪'ー`)y‐『その金貨が君の値段としてつけられた金額だよ』

ζ(゚- ゚*ζ『たかい?』

爪'ー`)y‐『大人になった時、それが高いか安いか分かる筈だから』


 僕はその命の値段を教えたかっただけ。


 たばこの煙をぷかぷか、お兄さんは笑ってた。

 自分以外にお金にうるさいお兄さんが、デレに金貨を渡した。
 それは、とっても大変な事なんじゃないかなって思った。

741: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:08:05 ID:A.tMRfhA0

 このお姉さんとお兄さんは、デレが今まで見てきた人間とはどれも違った。

 汚いみたいな目をしないし、魔族だからって嫌わないし、奴隷だからってばかにしない。
 気持ちの悪い生き物だって、敵だって目では見なかった。

 ばっちいばっちいデレを助けてくれて、お金を渡して、宿まで連れてってくれて、綺麗にしてくれた。

 お洋服もくれた、ご飯もくれた、あったかくてやさしくて、怖い事をされると思ったけどされなくて。


ζ(゚- ゚*ζ

ζ(゚- ゚*ζ モス
 ⊂ ⊂ ヽ,,

爪'ー`)y‐「どしたのデレ、寒い?」

ζ(゚- ゚*ζ「あたたかい」

爪'ー`)y‐「サンドウォームみたいになってる……」

ζ(゚- ゚*ζ「げしょ」

742: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:09:35 ID:A.tMRfhA0

爪'ー`)y‐「んー? ツンちゃん休憩出来そうなとこあるー?」

ξ゚⊿゚)ξ「いい感じに屋根だけがあるわー、バス停みたいなやつー」

爪'ー`)y‐「休憩しよー、デレが寒そうー」

ξ゚⊿゚)ξ「わかったー、この雪のなかで使える薪あるかな……」


 二人とも、あったかくてやさしい。


爪'ー`)y‐「デレ行くよ」

ζ(゚- ゚*ζ「がう」

爪'ー`)y‐「……暖かいな君」

ζ(゚- ゚*ζ「デレたいおんたかい」

爪'ー`)y‐「寒さに強いタイプじゃねーの……」

ζ(゚- ゚*ζ「あついむり」

爪'ー`)y‐「ただの甘えたか今のは」

♪~ζ(゚、゚*ζ

爪'ー`)y‐「こーいーつーめー」

ζ(>- <*ζキャー

743: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:10:57 ID:A.tMRfhA0

,,ξ゚⊿゚)ξ「何してんの」

爪'ー`)y‐「じゃれあいをまた見られた」

ζ(゚- ゚*ζ「おねさんも」
 ⊂ ⊂ ヽ,, ピト

ξ゚⊿゚)ξ「あったけー」

爪'ー`)y‐「寒いんじゃなくて甘えただったみたいです」

ξ゚⊿゚)ξ「実年齢よりだいぶ小さい子みたいよねあんた」

ζ(゚- ゚*ζ「がうー?」

爪'ー`)づ「九歳児にしては背も低いし甘えただし」

ζ(゚- ゚*ζ「うー」

ξ゚⊿゚)ξ「将来どうなるのかしらこの子……」

爪'ー`)y‐「パパみたいになるのでは?」

ξ゚⊿゚)ξ「恐らく大腿骨があんたの腕くらいあったような」

爪'ー`)y‐「立派な体躯だなー!!」

744: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:12:08 ID:A.tMRfhA0

爪'ー`)y‐「ほらデレ、火を起こさないとね」

ξ゚⊿゚)ξ「温かい物が飲みたい」

ζ(゚- ゚*ζ「あい!」


 デレは魔族なので、人間よりもたくさん魔力を持っている。
 でもまだまだ使い方が分からないから、なかなかうまく魔法は使えない。

 ほんとなら小さい頃から魔法は使えるはずなんだけど、パパとママはデレに魔法を教えてはくれなかった。

 人間の里の近くで生きていて、人間の世界にはもともと魔法はなくて。
 だから人間の世界に居るのなら、その世界の自然のことわりに従う方が良い。
 どうしても必要なとき以外は、おいそれと魔法を使ってはいけない。

 それに魔法をたくさん使える魔族が近くにいるとわかったら、人間はきっと怖がってしまう。


 パパはほんとはたくさん魔法を使えるけれど、
 人間の近くでいきる事を選んでからは、全然使わなくなったらしい。

 どうしてここでいきるようになったのか、不思議に思った事もあった。

 パパやママに聞いてみたら、魔族の世界で生きにくくなったからだって。
 戦争? が起きたり、ちょうへい? があったり。
 パパはもともと人間が好きで、戦いたくなかったって。

745: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:13:26 ID:A.tMRfhA0

 あの里の人間に良くしてもらったから、パパは人を好きになって。
 だからパパはママを連れて里の近くにこっそり棲んで、里を魔物から守ってるって。

 その良くしてくれた里の人はもう死んじゃって、里にパパ達の事を知る人はいなくなったけど。
 それでもパパはずっとあの森で、人間と寄り添って生きるんだって言ってた。

 そう言えば、魔物にちかいせいかつをするのは、魔物から警戒されないため。
 自然の中でこっそり生きるため、そしてそれが出来るタイプの種族だったから、らしい。

 パパやママの種族は力が強いから、魔物くらいなら魔法が無くても倒せるって。
 魔法は教えてはもらえなかった。


 でもお兄さんとお姉さんは魔法が得意じゃない。
 お姉さんは魔法がぜんぜん使えないみたいだし、お兄さんは普通の人くらいしか出来ない。

 だからデレは、必要だから、二人のために魔法を使うよ。


 今は小さな火を出すくらいしか出来ないけれど、いつかはパパみたいに強い魔法を使えるようになりたい。

 ただ、教えてくれる人がいない。
 どうやって魔法を覚えればいいんだろう、魔女さんとはたまにしか会わないし。

 それに人間が使う魔法は、人間用の魔法。
 よくにてるけど、魔族の魔法とは少し違う。

 だからデレは人間の魔法より、魔族の魔法を使う方が得意だと思う。

746: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:14:43 ID:A.tMRfhA0

 でもそうなると、もっと教えてくれる人がいない。
 パパママ以外に、魔族なんて見たことない。

 こまったなぁ。
 二人の役に立ちたいのに、これじゃぜんぜん役に立てない。


 デレは考えることは出来ても、それを口に出して言葉にするのが苦手。
 だからちゃんと気持ちが伝えきれないし、伝わらない事もある。

 覚えること、勉強する事がたくさんある。
 まず言葉の勉強をして、魔法の勉強をして、他にもたくさん。

 うー、役に立てるまでたいへん。


ζ(゚- ゚*ζ「ゔぅ゙ー……」

爪'ー`)y‐「唸ってる」

ξ゚⊿゚)ξ「唸ってるわ」

爪'ー`)y‐「何か居るのデレ」

ξ゚⊿゚)ξ「何の気配も無いわよ」

747: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:15:36 ID:A.tMRfhA0

ζ(゚- ゚*ζ「がう!」ザクザク

爪'ー`)y‐「デレ素手で雪を掘ると霜焼けになるよ」

ξ゚⊿゚)ξ「犬じゃないんだからあなた」

ζ(゚- ゚*ζ 「がうー!」
  ⊂彡 ザシャー

爪'ー`)y‐「あ、冬眠してたカエルが」

ξ゚⊿゚)ξ「なるほど、肉を掘っていたのね……」

爪'ー`)y‐「嫌な字面だな肉を掘るって……」


 もやもやして発散するために掘ったんだけど、嬉しそうだからまぁ良いや。
 カエルはお肉として食べよう、ここらへんのはきっと肥えてて美味しいよ。

 近くにまだいるし、もういくつか掘ってお昼ご飯にしてもらおう。


ζ(゚- ゚*ζ 「がうー!」
  ⊂彡 ガシャー

爪'ー`)y‐「まるで鮭をとる熊のように」

ξ゚⊿゚)ξ「お肉が増えるわ」

爪'ー`)y‐「やったねツンちゃん」

ξ゚⊿゚)ξ「生態系を破壊しない程度に努めるわ」

爪'ー`)y‐「努めないと生態系を破壊するの怖すぎない」

748: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:16:35 ID:A.tMRfhA0

ξ゚⊿゚)ξ「そういや雪も減ってきたし、そろそろ次の街よね」

爪'ー`)y‐「間に村を挟むけど次の街はでっかいぞー、回りきるのに何日もかかるよ」

ξ゚⊿゚)ξ「美味しいものがありそうね」

爪'ー`)y‐「何とカジノがある」

ξ゚⊿゚)ξ「またか」

爪'ー`)y‐「前回はツンちゃんに大負けしたけど次は僕が稼ぎますよーぉ」

ξ゚⊿゚)ξ「ほーん」

爪'ー`)y‐「あっ信じてないな? 信じてないな? 絶対稼ぐからな? 路銀増やしまくるからな?」

ξ゚⊿゚)ξ「期待せずに待つわ」

爪'ー`)y‐「期待してよーんねーぇー」

ξ゚⊿゚)ξ「あーはいはい期待期待」

爪'ー`)y‐「絶対稼ぎまくってやるぅ……」

749: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:17:37 ID:A.tMRfhA0

ζ(゚- ゚*ζ

ζ(゚- ゚*ζ?


 お姉さんとお兄さんは二人で旅をしてた。
 だからけっこんしてると思ったけど、なんか違うらしい。

 お姉さんはぜんぜん興味無さそうだし、お兄さんはぜんぜん好みじゃないって言う。

 どうやらお兄さんはえふかっぷが好きだけどお姉さんはえーかっぷまいなすらしい。
 なんか違うみたい。

 デレは二人がけっこんしたらパパとママみたいで良いなぁと思うんだけど、
 ぜんぜんそんな素振りもないし、なんかそう言うんじゃないみたいで。
 でもそうかもしれなくて。


ζ(゚- ゚*ζ(おとなわからん)

ζ(゚- ゚*ζ(うー?)

ζ(゚- ゚*ζ「おにさんけっこんない?」

爪'ー`)y‐「えっ何を急に……僕は一夜限りのが良い……」

ξ゚⊿゚)ξ「そうやって呪われたんだろうに」

ζ(゚- ゚*ζ「おねさんけっこん……?」

ξ゚⊿゚)ξ「私がもっと強くなって私より強い男が現れたら考えるわ」

ζ(゚- ゚*ζ(むりこれ)

750: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:19:15 ID:A.tMRfhA0

ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ狐、薪が無いからちょっと燃えてよ」

爪'ー`)y‐「一応は雇用主なのになー! 薪代わりに燃やそうとされてるなー!!」

ξ゚⊿゚)ξ「しょうがないじゃないこの雪だもの」

爪'ー`)y‐「うーん……野宿になるとつらいなこれは」

ξ゚⊿゚)ξ「かまくらでも作る?」

爪'ー`)y‐「最終手段だなぁ」

ζ(゚- ゚*ζ「あなほる、はいる、あたたか」

ξ゚⊿゚)ξ「そうか、掘る方が良いわね」

爪'ー`)y‐「ねぇ着々と野宿への準備やめよ? 地図見ると近くに村あるからね?」

ξ゚⊿゚)ξ「村っつーと……クエスト受けてた気がするんだけど」

爪'ー`)y‐「あー、常に貼ってある回数こなすと小銭がもらえるアレ?」

ξ゚⊿゚)ξ「そうアレ、雪の花を集めろだっけ」

爪'ー`)y‐「ティガレックス湧きそう」

ξ゚⊿゚)ξ「湧かない」

751: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:21:17 ID:A.tMRfhA0

爪'ー`)y‐「薬草にもなるし見た目が綺麗だから数必要なんだっけね」

ξ゚⊿゚)ξ「んー……しかし、白い花って話だったような」

爪'ー`)y‐「……銀世界だなぁ」

ξ゚⊿゚)ξ「別に断っても違約金発生しないし……」

爪'ー`)y‐「まぁそうだけど……」

*⊂ζ(゚- ゚*ζ「がう?」

ξ゚⊿゚)ξ

爪'ー`)y‐

ξ゚⊿゚)ξ「よく見つけたわね……」

ζ(゚- ゚*ζ「いっぱいある」

ξ゚⊿゚)ξ「どこに……?」

ζ(゚- ゚*ζ「う? ゆきのなかある」

ξ゚⊿゚)ξ

爪'ー`)y‐

752: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:22:50 ID:A.tMRfhA0

ξ゚⊿゚)ξ「諦めよう、寒いわ」

爪'ー`)y‐「そうだねお小遣い程度の代金だしね」

ζ(゚- ゚*ζ「デレさがす」

ξ゚⊿゚)ξ「やめなさい霜焼けになる」

ζ(゚- ゚*ζ三 ピュー

ξ゚⊿゚)ξ「待ちなさいデレ! こら!!」

爪'ー`)y‐「あーあー……庭を駆け回る犬のように……」

ξ゚⊿゚)ξ「温かいものをせめて」

爪'ー`)y‐「燃やすものがないね!」

ξ゚⊿゚)ξ「生け贄になろ?」

爪'ー`)y‐「人の体はそんなに燃えないよ?」

ξ゚⊿゚)ξ「試そ?」

爪'ー`)y‐「やだよ?」

753: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:23:57 ID:A.tMRfhA0

 お姉さんとお兄さんは雪に触っているとだめみたいだけど、デレはぜんぜん平気。
 雪にさわってもすぐに溶けるし、そんなに冷たいなとも思わない。

 だからデレが、二人の分も頑張る。
 二人の役に立ちたいから、雪のなか、お花を探す。


 雪の花って言うのは、魔力を吸って夜に少しだけ光る白い花。
 デレは魔力を見つけるのが得意だから、どこにお花があるのかすぐにわかる。

 魔力は少し光るみたいに見える。
 匂いもするし、肌がぴりぴり、尻尾がざわざわする。

 すこしだけ温かい気もするし、うんと、よくわかんないけど見つけられる。


 ざくざく。
 ざくざく。

 お花あった。
 もっともっと。

 ざくざく。
 ざくざく。

 もっともっと。

754: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:25:36 ID:A.tMRfhA0

ξ゚⊿゚)ξ「最近あんまり死んでないじゃない」

爪'ー`)y‐「平和でよろしいのでは?」

ξ゚⊿゚)ξ「あんた死ななきゃ何にもなんないじゃない」

爪'ー`)y‐「そんな存在価値はゾンビ体質みたいな」

ξ゚⊿゚)ξ「違った?」

爪'ー`)y‐「違いますぅー吟遊詩人としてのポジション確立してますぅー」

ξ゚⊿゚)ξ「ふむ、……しかし燃やすものが無いとつらいな」

爪'ー`)y‐「うーん……こんな時は」

ξ゚⊿゚)ξ「こんな時は?」

爪'ー`)y‐「枯れ木無いかなこの辺」

ξ゚⊿゚)ξ「枯れ木? 通称の方?」

爪'ー`)y‐「そうそう通称枯れ木」

755: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:28:18 ID:A.tMRfhA0

爪'ー`)y‐「あれは魔物なのかなぁ」

ξ゚⊿゚)ξ「さぁ……でもよく燃えるわよね……」

爪'ー`)y‐「雨の中拾ってきても燃える枯れ木ね、この辺に無いかなー」

ξ゚⊿゚)ξ「探すか枯れ木……」

爪'ー`)y‐「わりと擬態してるんだよね」

ξ゚⊿゚)ξ「そうそう、よく鳴くし」

爪'ー`)y‐「パキッと割れば静かになるんだけどなー、割れてると見付けられなくて」

ξ゚⊿゚)ξ「枯れ木出てこーい、燃やすから出てこーい」

爪'ー`)y‐「お、あの辺ありそうじゃない?」

ξ゚⊿゚)ξ「あー枯れ木ありそうね、挟み撃ちで行くか」

爪'ー`)y‐「せーの」

ξ゚⊿゚)ξ「そいっ」

756: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:31:08 ID:A.tMRfhA0

 ごそごそ。
 ざくざく。

 ばさっ。


"ζ(>- <*ζ" プルプル

ζ(゚- ゚*ζ プハ


 雪の中をうろうろして、たくさんお花をつんできた。
 寝てたカエルもいっぱいとって、だいまんぞく。

 お兄さんとお姉さんは、何かを燃やして焚き火をつくってる。
 ぱちぱち音がして、生き物の焦げるにおいがした。


 お花とおにくいっぱい。
 よろこんでくれるかな。

 抱えるくらい集めたからよろこんでくれるよね。

 いっぱいほめてくれるよね。
 わくわく。

757: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:31:32 ID:A.tMRfhA0

ζ(゚- ゚*ζ,,「がうがう!」

ξ゚⊿゚)ξ「あら、おかえりなさいデレ」

爪'ー`)y‐「うわーまたいっぱい集めて」

ζ(゚- ゚*ζ" フンスフンス

ξ゚⊿゚)ξ「何ドヤ顔決めてるのバカ、荷物置いて座りなさい」

ζ(゚- ゚*ζ!?

爪'ー`)y‐「あーあー鼻水出てるー」

ξ゚⊿゚)ξ「鼻も手も真っ赤じゃないの、ほら鼻かんで」

ζ(>- <*ζ プィーム

爪'ー`)y‐「はいお茶」

ζ(゚- ゚*ζ ホカホカ

ζ(゚- ゚*ζ

ζ(゚- ゚*ζ(おこられた)

758: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:32:12 ID:A.tMRfhA0

ξ゚⊿゚)ξ「あーもう尻尾も髪も雪まみれ」ゴシゴシ

爪'ー`)y‐「風邪引くよー?」バサバサ

ζ(゚- ゚*ζ「がう……」


 おこられた。
 しょんぼり。


ξ゚⊿゚)ξ「すごい量の花ねこれ……袋あったかしら」

爪'ー`)y‐「袋詰めはちょっと、せっかくデレが集めたんだし」

ζ(゚- ゚*ζ"

ξ゚⊿゚)ξ「束ねておくか……ちょうど良い紐は……」

爪'ー`)y‐「ツンちゃんのリボンなら」

ξ゚⊿゚)ξ「余ってるしそれで良いわ」

759: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:34:08 ID:A.tMRfhA0

爪'ー`)y‐「リボン好きだよねツンちゃん」

ξ゚⊿゚)ξ「姉様が私に付けるの好きだったのよね」

爪'ー`)y‐「習慣かー……よいしょ、こうかな?」

ξ゚⊿゚)ξ「役所に渡すだけなのに可愛らしく」

爪'ー`)y‐「ツンちゃんに任せると可愛いげがなくなるから」

ξ゚⊿゚)ξ「でも私あんたのセンスは信じてない」

爪'ー`)y‐「もう許そ?」

ξ゚⊿゚)ξ「ナイフ見せて」

爪'ー`)っ=ニニフ+ ギラギラ

ξ゚⊿゚)ξ「やっぱ趣味悪いわ」

爪'ー`)y‐「なーんーでー!?」

ξ゚⊿゚)ξ「何でてお前……

ζ(゚- ゚*ζ(ほうせきいっぱい)

760: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:34:58 ID:A.tMRfhA0

ξ゚⊿゚)ξ「デレ、暖まった?」

ζ(゚- ゚*ζ「あい」

ξ゚⊿゚)ξ「あんた小銭のためにそんなに頑張らなくても良いんだから、そこまで困窮してないのよ」

ζ(゚- ゚*ζ「あい……」

爪'ー`)y‐「ツンちゃん言い方が悪い」

ξ゚⊿゚)ξ「マジか」

爪'ー`)y‐「ツンちゃんはデレが風邪引かないか心配なだけだよー」

ζ(゚- ゚*ζ「あう?」

爪'ー`)y‐「実際雪の花の代金は安いし、そのためにデレが風邪を引いたら何にもならないでしょ?」

ζ(゚- ゚*ζ「うー……」

爪'ー`)づ「でもよくこれだけ集めたねー、偉い偉い」

ζ(- -*ζ「ぅー」

ξ゚⊿゚)ξ「私が悪者みたいなんだけど」

爪'ー`)y‐「このお姉さん怖いもんねー」

ξ゚⊿゚)ξ「あん?」

761: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:35:35 ID:A.tMRfhA0

爪'ー`)y‐「顔は怖いし素行も怖いし小さいくせに凶悪だしで十分悪いお姉さんかも知れない」

ξ゚⊿゚)ξ「スッゾオラーァアン?」

爪'ー`)y‐「やめてよ輩化するの怖いよ」

ξ゚⊿゚)ξ「喧嘩売られたなら買わないと」

爪'ー`)y‐「買うと言えば最近女の子と寝てない」

ξ゚⊿゚)ξ「最低だなその発想……」

爪'ー`)y‐「チビッコ&チビッコじゃ僕の女の子抱きたい欲が満たされない」

ξ゚⊿゚)ξ「次の街で買えよ……」

爪'ー`)y‐「買うか適当に見繕って連れ込むけどさぁ」

ζ(゚- ゚*ζ(かう……? どれい……?)

爪'ー`)y‐「もっとこうあるじゃん……何か……あるじゃん……」

ξ゚⊿゚)ξ「ねえよ知るかよ……」

762: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:36:01 ID:A.tMRfhA0

爪'ー`)y‐「あー潤いが欲しい……」

ζ(゚- ゚*ζ「おみずのむ……?」

爪'ー`)y‐「潤い(物理)」

ξ゚⊿゚)ξ「良かったわね潤いよ」

爪'ー`)y‐「雪解け水じゃ無くて女の子に求め求められするタイプの潤いがね」

ξ゚⊿゚)ξ「おい子供に説明すんな」

ζ(゚- ゚*ζ?


ζ(゚- ゚*ζ。o(おんなのこ=ξ゚⊿゚)ξ)

ζ(゚- ゚*ζ。o(もとめる=ひつよう)

ζ(゚- ゚*ζ。o(もとめられる=うた)

       |
   \  __  /
   _ (m) _ピコーン
      |ミ|
   /  .`´  \

    ζ(゚- ゚*ζ!

763: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:36:46 ID:A.tMRfhA0

爪'ー`)y‐「子供だからと避けて通れる話題ではないよツンちゃん」

ξ゚⊿゚)ξ「いや教える側は避ける事が出来る話題だろうがこれは」

ζ(゚- ゚*ζ「おねさん?」

ξ゚⊿゚)ξ「んぁ?」

ζ(゚- ゚*ζ「う?」

ξ゚⊿゚)ξ「え?」

ζ(゚- ゚*ζ「うるおい?」

ξ゚⊿゚)ξ

爪'ー`)y‐

ζ(゚- ゚*ζ?

ξ゚⊿゚)ξ「いやー……」

爪'ー`)y‐「乾ききってんなぁ……」

ζ(゚- ゚*ζ???

764: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:37:18 ID:A.tMRfhA0

ξ゚⊿゚)ξ「デレ……ずっと思ってたんだけど……あんた、私達を何か勘違いしてない……?」

ζ(゚- ゚*ζ?

爪'ー`)y‐「僕たちは旅をする上でパートナー同士だけど、男女の関係ではないよ……?」

ζ(゚- ゚*ζ??

ξ゚⊿゚)ξ「分かってないわよ」

爪'ー`)y‐「結婚はしてないし今後もしない関係です」

そζ(゚- ゚*ζ!?

ξ゚⊿゚)ξ「驚かれたぞおい」

爪'ー`)y‐「思ったより深刻そうだなおい」

ζ(゚- ゚*ζ「……けっこんしない……?」

爪'ー`)y‐「無いねぇ」

ξ゚⊿゚)ξ「無いわぁ……」

ζ(゚- ゚*ζ

ζ(゚- ゚*ζ(がぅー……)

765: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:37:55 ID:A.tMRfhA0

 やっぱりなかった。
 おこられたよりしょんぼり。

 けっこんしたらデレがまんなかに居られると思ったのに。

 二人はいちねんけいやくらしいから、一年でわかれちゃうみたいだし。
 そうなったらデレはどうなるんだろう。

 やだな。
 さみしい。


ζ(゚- ゚*ζ「ぅ゙ぅ゙ー……」

ξ゚⊿゚)ξ「唸るな唸るな」

爪'ー`)y‐「そんなに結婚させたかったの……?」

ξ゚⊿゚)ξ「結婚の認識が異なる気がするのよね……」

爪'ー`)y‐「だいぶライトな感じするよね……」

ξ゚⊿゚)ξ「狐と結婚……はしないな……」

爪'ー`)y‐「さしもの僕もそれは無いと思うわー……」

766: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:39:11 ID:A.tMRfhA0

ξ゚⊿゚)ξ「まぁ、えー……何だ……」

爪'ー`)y‐「そうね……うん……」

ζ(゚- ゚*ζ「…………」

ξ゚⊿゚)ξ「飯食ったら行くか」

爪'ー`)y‐「そうだね日が落ちちゃうしね」

ζ(゚- ゚*ζ(ぐぬぅ……)

ξ゚⊿゚)ξ(納得いかない顔してる)

爪'ー`)y‐(さすがにあのワガママは聞けないぞー?)

ξ゚⊿゚)ξ(まぁパーティ契約的には似たようなもんだと納得してもらうしか)

爪'ー`)y‐(一年契約って知ってるから納得しないよあれ)

ξ゚⊿゚)ξ「延長する?」

爪'ー`)y‐「急に風俗みたいな事言い出さないでびっくりするから」

ξ゚⊿゚)ξ「知らんがな」

767: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:39:48 ID:A.tMRfhA0

 二人はえんちょうするとかしないとか言いながら、後片付けをして歩き出した。

 デレはおっきな花の束を抱えて、二人の後ろについていく。
 結婚ないのはわかったけど、何でないのかはわかんない。

 二人が離ればなれになったら、またデレは一人になっちゃう気がする。
 デレはどこにいけば良いんだろう、二人の後ろがデレの居場所なのにな。


 さみしいな、やだな。
 一人はやだな、こわいな。

 また売られるのかな。
 おうちにはもう誰もいないし。

 お姉さんはデレを助けてくれたご主人だから、一緒にいたいな。
 でもお兄さんも助けてくれたし、やっぱり一緒にいたいな。

 はぁ、お別れやだな。


 ざくざく、ざくざく。
 雪を踏む音がひろがって、消える前につながってく。

768: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:42:23 ID:A.tMRfhA0

 はあはあ、冷たい空気を吸うおと。
 ざくざく、凍った雪を踏みわるおと。

 冷たくてぴんとはりつめたような匂い。
 寒いところの匂いは、お姉さんのお守りの匂いに似てる。

 ひんやりして、ひりひりして、でもすっとする匂い。
 いやな気持ちがきれいになっていくみたいで、好きな匂い。


 お姉さんは冷たくてしゃんとする匂い。
 お兄さんは甘くてあったかい匂い。

 ふたりともいいにおいがする。


ζ(゚- ゚*ζ「う」

ξ゚⊿゚)ξ「ん?」

ζ(゚- ゚*ζ「いる」

爪'ー`)y‐「んー? 魔物かな」

769: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:43:35 ID:A.tMRfhA0

ζ(゚- ゚*ζ「まものにおい」

ξ゚⊿゚)ξ「……真っ白で目視じゃ分からんな、音は」

爪'ー`)y‐「…………何の音もしないね」

ξ゚⊿゚)ξ「……気配はあるな、でもどこに……」

ζ(゚- ゚*ζ「おねさん!」

ξ゚⊿゚)ξ"「ん、ぅおっ!?」バッ

爪'ー`)y‐「え? え? 魔法飛んできた?」

ξ゚⊿゚)ξ「あービビった……火の魔法か今の」

爪'ー`)y‐「ヒール……はこんな風にはしないよね」

ξ゚⊿゚)ξ「あのバカはバカ正直だからな……」

ζ(゚- ゚*ζ「おねさん! まだくる!」

770: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:44:11 ID:A.tMRfhA0
 -=◎
ヒュッ -=◎ 三ξ;゚⊿゚)ξ
-=◎  「なんかエネルギー弾みたいなの来たんだけど!?」

爪'ー`)y‐「ツンちゃんしか狙わねぇなこのエネルギー弾!」

ζ(゚- ゚*ζ「おねさんよけて! まりょく! かたまり!」

三ξ;゚⊿゚)ξ「解読しろ狐ェ!」

爪'ー`)y‐「えーと……無属性の魔力のかたまりがツンちゃんを襲ってる感じ?」

三ξ;゚⊿゚)ξ「雪で動きにくいのに私だけ狙うのやめろ!!」

ζ(゚- ゚;*ζ「ぁー! おねさん! あぶな!」

ξ;゚⊿゚)ξ"「あっ」ズルッ

爪'ー`)y‐「あ」


< ズシャー バリバリー ウギャー


爪'ー`)y‐「……ツンちゃんがこうなるの初めて見たな……」

ζ(゚- ゚;*ζ「おねさーん!!」

771: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:45:14 ID:A.tMRfhA0

ξ;゚⊿゚)ξ「死んだらどーす……あれ、ほぼ無ダメ……?」

爪'ー`)y‐「あれ、エネルギー弾モロに食らってなかった?」

ξ゚⊿゚)ξ「三発くらい貰ったような……意外とダメージ無いのかあれ」

ζ(゚- ゚*ζ(ない……つよいのだった……)

爪'ー`)y‐「じゃあ押し勝てるのでは?」

,,ξ゚⊿゚)ξ「よし、飛んできたのはあっちからだな」

ζ(゚- ゚*ζ(おかし……いたいない、なんで……?)

爪'ー`)y‐「ん? あ、ツンちゃーん、お守り外れてるよー?」

ξ゚⊿゚)ξ「持っといて、金具で下げると駄目ね……すぐ壊れる……」

そζ(゚- ゚*ζハッ

ζ(゚- ゚;*ζ「おねさーん!! こっちもどるー!!」

ヒュッ -=◎
-=◎  ξ゚⊿゚)ξ"「? どうしたのデレ」クルッ


爪'ー`)y‐「あ」

ζ(゚- ゚;*ζ「あ」


< バリバリー ウギャアアアア

772: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:45:57 ID:A.tMRfhA0

ξ ⊿ )ξ

ζ(゚- ゚;*ζ「おねさ! おねさん!! だいじ!?」

爪'ー`)y‐「うわー焦げてる」

ξ゚⊿゚)ξ「痛い」

爪'ー`)y‐「血が出てる」

ξ゚⊿゚)ξ「すごく痛い」

爪'ー`)y‐「鎧焦げてる」

ξ゚⊿゚)ξ「さっき無ダメだったのに」

爪'ー`)y‐「うわまだビリビリする、魔法攻撃こっわ」

ζ(゚- ゚*ζ「おねさん……おまもり……」

ξ゚⊿゚)ξハッ

爪'ー`)y‐「あー、これマジで効果あるの?」

ξ゚⊿゚)ξ「貸して」

爪'ー`)つ「はい」

773: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:46:32 ID:A.tMRfhA0

ξ゚⊿゚)ξ「お守り握って」

-=◎)⊿゚)ξそ メゴォ バリバリー

ξ゚⊿゚)ξ

ξ゚⊿゚)ξ「平気なんだけど」

爪'ー`)y‐「お守り貸して」

ξ゚⊿゚)ξつ「ん」

-=◎)⊿ )ξ=゚そ メゴォ バリバリー

ξ ⊿ )ξ=3 プシュー…

爪'ー`)y‐「効果あるねこれ」

ζ(゚- ゚;*ζ「お、おねさーん!!」

ξ゚⊿゚)ξ「クソ痛い」

爪'ー`)y‐「はいお守りちゃんとつけて」

ξ゚⊿゚)ξ「今は腕にはめよう」

774: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:47:02 ID:A.tMRfhA0

爪'ー`)y‐「ところで何がさっきから攻撃してきてんの」

ζ(゚- ゚;*ζ「まもの」

ξ゚⊿゚)ξ「本当に魔法使う魔物とか居たのね」

爪'ー`)y‐「めっちゃ居るよね」

ξ゚⊿゚)ξ「初遭遇だわ……」

爪'ー`)y‐「わりと多いけど今まで遭遇してなかったの……」

ξ゚⊿゚)ξ「だから魔防が大事なんて思ってもなかった」

爪'ー`)y‐「ヒールに感謝しようね……」

ξ゚⊿゚)ξ「今度あったらこてんぱんにしてあげなきゃ……」

爪'ー`)y‐「感謝ァ」

ξ゚⊿゚)ξ「たまには本気で相手をしてあげないと」

爪'ー`)y‐「お礼にフルボッコにするとか……」

775: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:47:52 ID:A.tMRfhA0

ξ゚⊿゚)ξ「おー、お守りつけたら魔法もらっても痛くも痒くもない」

爪'ー`)y‐「ツンちゃーん新品の外套焦げてるよー」

ξ゚⊿゚)ξ「っざけんなよ……結構したのにこれ……」

爪'ー`)y‐「あと歩いてくと血が落ちてるの怖い……」

ξ゚⊿゚)ξ「これくらいなら掠り傷よ、よし見付けた」

爪'ー`)y‐「どんなのー?」

ξ゚⊿゚)ξ「なんか犬みたいなやつ、投げるから受け取れー」

爪'ー`)y‐「魔物のパーツが飛んでくるから受け取ろうねデレ」

ζ(゚- ゚*ζ「ない……」

爪'ー`)y‐「無いけどあるんだよ……」

ζ(゚- ゚*ζ「ごはんなる?」

爪'ー`)y‐「うーん、夕飯はこの先の村で食べるかなぁ」

ζ(゚- ゚;*ζ「あ」

爪'(◎=-:;",ヒュッ
 ボヂャッ「あ゙」

776: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:49:31 ID:A.tMRfhA0

,,ξ゚⊿゚)ξ「急に撃ってきてビビっ……うわ」ボタボタ

爪 ,;:,,

ζ(゚- ゚*ζ「おにさんぐしゃぐしゃ……」

ξ゚⊿゚)ξ「久々に顔面粉砕したわね……」

ζ(゚- ゚*ζ「まものあぶない」

ξ゚⊿゚)ξ「そうね、後で役所に報告しましょ」

ζ(゚- ゚*ζ「おにく?」

ξ゚⊿゚)ξつ「ああこれ? 暴れるから握り潰したのよ、頭」デロリ

ζ(゚- ゚*ζ「みそぉ……」

ξ゚⊿゚)ξ「みそね」

爪 ,:;, ジュルジュル

ξ゚⊿゚)ξ「あ、戻ってく」

777: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:50:17 ID:A.tMRfhA0

爪 Д,;,ジュルジュル

ζ(゚- ゚*ζ(こわい)

爪'ー`)y‐+ペカーン

ξ゚⊿゚)ξ「段階飛ばしてない?」

爪'ー`)y‐「長々再生シーンを見せるわけにも」

ζ(゚- ゚*ζ「う? おにさん、ふくついてる」

爪'ー`)y‐「んー? ……おや、何だろこのキラキラしたもの」

ξ゚⊿゚)ξ「何かの粒……結晶?」

爪'ー`)y‐「氷……じゃないな、青くて透明な……石みたいな……」

ζ(゚- ゚*ζ「うー? こっちある」

ξ゚⊿゚)ξ「あんたの脳漿が散った辺りね」

爪'ー`)y‐「僕の頭の中に何かあったんだろうか」

ξ゚⊿゚)ξ「爆弾が?」

爪'ー`)y‐「それはない」

778: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:51:09 ID:A.tMRfhA0

爪'ー`)y‐「僕が死んでたあたりにいっぱい何かの結晶が落ちてる……」

ξ゚⊿゚)ξ「大事な部位かも知れないから集めておきましょ」

爪'ー`)y‐「確かに……僕の頭にあったのなら無くしちゃいけないかもしれない……」

ζ(゚- ゚*ζ「がうがう……」

ξ゚⊿゚)ξ「集めてみるとそれなりの量ね……」

爪'ー`)y‐「割れた感じじゃないね」

ξ゚⊿゚)ξ「元からこの大きさだったって事?」

爪'ー`)y‐「うーん……脳内にこんなのが散らばってたのかな……だとしたらやだな……」

ξ゚⊿゚)ξ「本当に何なのかしらこれ……綺麗だけど……」

ζ(゚- ゚*ζ「あつめた」

爪'ー`)y‐「これくらいかな?」

ξ゚⊿゚)ξ「そうね、袋に入れときましょ、今度ヒールにでも聞いてみたら分かるかも」

爪'ー`)y‐「あの子は魔女としてはそこそこだからねぇ」

779: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:51:44 ID:A.tMRfhA0

ξ゚⊿゚)ξ「さて、この肉はどうしましょ」

爪'ー`)y‐「身体の方は綺麗だし分別して売れるんじゃない?」

ξ゚⊿゚)ξ「皮剥ぐにも雪の中じゃね……処理だけしてこのまま持っていくか」

ζ(゚- ゚*ζ「デレもつ」

ξ゚⊿゚)ξ「花持ってろ」

爪'ー`)y‐「それより手当てしないと、ほら術式」

ξ゚⊿゚)ξ「デレ使える?」

ζ(゚- ゚*ζ「がんばる」

⊂ζ(゚- ゚⊂ζ ポワワー

ξ゚⊿゚)ξ ポワワー

爪'ー`)y‐「おー治る治る」

ξ゚⊿゚)ξ「装備は傷ついたけど、まぁ今度直すか……ありがとデレ」

ζ(゚- ゚*ζ「あい!」

780: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:52:57 ID:A.tMRfhA0

 おにくをずるずる。
 あしおとざくざく。

 デレがもっと言葉が得意だったらな。
 お姉さんが怪我せずに済んだのにな。

 デレがもっと魔法を使えたらな。
 お姉さんの怪我もすぐに治せるのにな。


 デレやっぱりやくたたずだな。
 もっともっと、二人におんがえししたいのにな。

 魔法が使えたら、たくさん役に立てるのに。
 どうして魔族なのに魔法使うのが下手なんだろう。

 ううんわかってる。
 教えてもらってないからだってわかってる。


 でもやっぱり、なんだかもやもやするなぁ。



 おわり。

781: ◆tYDPzDQgtA :2017/01/22(日) 21:54:21 ID:A.tMRfhA0
ありがとうございました、本日はここまで。

次回は来週にでも投下出来れば良いなと思ってます。
それでは、これにて失礼!


まとめて下さってます、ありがとうございます!
ttp://naitohoureisen.blog.fc2.com/blog-entry-271.html

782: 名無しさん :2017/01/22(日) 21:56:35 ID:kyUf4iqA0
デレがあざといかわいい

783: 名無しさん :2017/01/22(日) 22:00:10 ID:kN3Fna5I0
デレちゃん一人称は僕なんだな

784: ◆tYDPzDQgtA :2017/01/22(日) 22:03:31 ID:A.tMRfhA0
ごめんホントは一人称はデレだわ……

785: 名無しさん :2017/01/22(日) 22:21:55 ID:1qJSiQG20
デレ、境遇的に自己肯定感見出すの難しいよねぇ。。。
乙!

786: 名無しさん :2017/01/23(月) 03:09:54 ID:ZrP0pwQU0
>>737
急に一人称が朴になってビビった

787: 名無しさん :2017/01/23(月) 15:46:50 ID:2mBDks420
ふへへデレちゃんかわいいふへへ
というかお守りすげえな
次回も楽しみ乙

788: 名無しさん :2017/01/24(火) 11:52:00 ID:nIza4RlY0
>けっこんしたらデレがまんなかに居られると思ったのに。

かわいすぎて気持ち悪い顔になってしてしまった

789: 名無しさん :2017/01/24(火) 16:42:33 ID:g/PqHBTI0
元からじゃね?

790: 名無しさん :2017/01/24(火) 17:23:19 ID:cqE0V0dw0
旅読んできたけど良いな!
塔のドクオ達出てくるしドラゴンも出てくるしで面白かった!

第二十七話 シークレットプレイヤー

119: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:12:50 ID:qrZGZiPQ0

( ^ω^) ブーン
現在のウデマエ S+
愛用ブキ もみじシューター
異名 もみじまんじゅう

('A`) ドクオ
現在のウデマエ S+99(四傑)
愛用ブキ パブロ
異名 筆卸しのドクオ

( ゚∀゚) 長岡
現在のウデマエ C+
愛用ブキ シャープマーカー
異名 C帯の帝王

ノパ⊿゚) ヒート
現在のウデマエ S+
愛用ブキ ホットブラスターカスタム 
異名 ホットヒート

(´・ω・`) ショボン
現在のウデマエ S+
愛用ブキ 52ガロン
異名 無し

( ゚д゚ ) ミルナ
現在のウデマエ A
愛用ブキ ノヴァブラスターネオ 
異名 無し

从 ゚∀从 ハインリッヒ高岡
現在のウデマエ S
愛用ブキ スプラローラーコラボ 
異名 ?

ξ゚⊿゚)ξ ツン
現在のウデマエ S
愛用ブキ スプラスコープワカメ 
異名 無し

120: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:13:12 ID:qrZGZiPQ0

(#゚;;-゚) でぃ
現在のウデマエ S
愛用ブキ バケットスロッシャー
異名 無し

<ヽ`∀´> ニダー
現在のウデマエ A+
愛用ブキ H3リールガンD 
異名 無し

( ・∀・) モララー
現在のウデマエ S
愛用ブキ スプラスピナーコラボ 
異名 バッドパーソナリティ

(`・ω・´) シャキン
現在のウデマエ S+99(四傑)
愛用ブキ 96ガロンデコ
異名 ?

(゚、゚トソン トソン
現在のウデマエ S+99(四傑)
愛用ブキ スプラシューター
異名 戦場の舞姫

o川*゚ー゚)o キュート
現在のウデマエ S+99
愛用ブキ ハイドラントカスタム
異名 ロリ幼女と機関銃

( ^Д^) プギャー
現在のウデマエ S
愛用ブキ ボールドマーカー
異名 宣教師

(,,゚Д゚) ギコ
現在のウデマエ S
愛用ブキ 金モデラー
異名 無し

121: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:13:44 ID:qrZGZiPQ0

――プライベートマッチ ハコフグ倉庫












( ^ω^)「シャキンさんの使っているブキ……『96ガロンデコ』」

( ^ω^)「シューターに分類されるブキでシューターの中でも射程が長いお」

( ^ω^)「サブはシールドでスペシャルはダイオウイカな強力な構成なブキだお」

( ^ω^)「気を引き締めて戦うお!」

122: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:14:07 ID:qrZGZiPQ0

――ハイカラシティ ロビー


ザワザワ...ザワザワ ...

ノパ⊿゚)「高岡!」

从 ゚∀从「……ホットヒートか」

ノハ;゚⊿゚)「集合時間になってもいないから呼びに来てみたらこの騒ぎは一体……」

从 ゚∀从「そりゃそウだ……」

从 ゚∀从「なにしろスプラトゥーン最強プレイヤーであるシャキンが戦ってるンだからな」

从 ゚∀从「見物客でごった返すのも無理はナイさ」

ノパ⊿゚)「シャキンさんが戦ってるだって?」

ノパ⊿゚)「それは本当なのか?シャキンさんの相手は誰なんだ!?」

从 ゚∀从「……ブーンだ」

从 ゚∀从「ブーンがシャキンと戦ってるンだ。 一対一のタイマンでナ」

123: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:14:38 ID:qrZGZiPQ0

ノハ;゚⊿゚)「ブーンがシャキンさんと?何がなんやら……!」

从 ゚∀从「オレだってそウだ。 ガチマッチをやっていたらイキナリ来て、俺と戦ってみないか?だってヨ」

从 ゚∀从「ブーンはそれを了承して戦ってるってワケさ」

ノパ⊿゚)「そうなのか……!私も是非戦ってみたいのだが」

从 ゚∀从「ヤメとけヤメとけ。ハッキリ言わせてもらうが、オマエなんかじゃ相手にならねェ」

从 ゚∀从「それほどマデにあの男は別格な存在なンだ。 相手になるのは四傑かそれに類する者くらいなモンさ」

从 ゚∀从「ソレに、シャキンは基本的には自分の気になっているヤツくらいしか好んで戦わないカラな」

从 ゚∀从「オマエなんかシャキンにとってアウトオブ眼中ってワケさ」

ノハ;゚⊿゚)「酷い言われようだ……!」

从 ゚∀从「マァ、この先戦うことになるンだ。オマエもシャキンの戦いを見ておけ」

从 ゚∀从「ブーンを自分に置き換えてどれほどシャキンとの間に差があるノか目に焼き付けろ」

124: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:14:58 ID:qrZGZiPQ0

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1162101.jpg
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1162102.jpg


ノパ⊿゚)「そういえばシャキンさんの使っているブキはいったい何なんだ?」

从 ゚∀从「アイツが使っているブキは『96ガロンデコ』というブキだ」

从 ゚∀从「その名の通りブキに元の96ガロンにデコレーションされた可愛いブキなンだが性能は可愛いなんてとても言えねェ」

从 ゚∀从「まずはコレを見てみろ」

从 ゚∀从つttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1162103.jpg
从 ゚∀从つttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1162104.jpg

ノハ;゚⊿゚)「もみじシューターとの射程の差が激しいな……!」

从 ゚∀从「クロデコ(96ガロンデコ)はシューターの中でモ射程が長いブキだ」

从 ゚∀从「オマケに攻撃力も52ガロンと同じくシューターの中でも一番高く一発のダメージが52だ」

从 ゚∀从「プレイヤーのHPは100なワケだから、二発弾に当たったら倒されるってコトだ」

ノパ⊿゚)「もみじの一発のダメージは28だから相手を倒すのに四発当てることが必要……」

从 ゚∀从「クロデコはその代わり連射速度や連射中の移動速度も遅かったりもするがそれを補うことが出来るホドの高性能」

从 ゚∀从「射程の短いブキは敵を倒すためには近づかないとダメなワケなンだが」

从 ゚∀从「クロデコのサブはシールドだ。一定時間相手からの攻撃をシャットアウトするだけでなく敵を通すコトもさせない」

125: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:15:49 ID:qrZGZiPQ0

ノパ⊿゚)「せっかく近づいてもこちらの攻撃を遮られ通ることも出来ないのか……!」

从 ゚∀从「シールドは敵から攻撃を受ければ受けるほど出現時間も減るワケなンだが」

从 ゚∀从「攻撃を当ててシールドを消滅させる前にコチラが倒されることも多々ある」

从 ゚∀从「近づいてもスペシャルのダイオウイカで蹴散らされてシマウ」

ノハ;゚⊿゚)「そんなブキにどうやってブーンは立ち向かうんだ?」

从 ゚∀从「ブキ性能も高イが、使っている本人も強イ」

从 ゚∀从「マァ、立ち向かうことも出来ずに終わるだろうナ」

ノハ;゚⊿゚)「そんな……ブーンだって強くなってるのに」

从 ゚∀从「そんなこと関係なくアイツは強いんだ」

从 ゚∀从「伊達に四傑でも最強でもねェってコトだ」

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1162108.jpg
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1162111.jpg

126: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:16:11 ID:qrZGZiPQ0

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1162163.jpg













( ^ω^)「ハコフグ倉庫はモララーと戦った場所でもある思い入れのあるステージだお」

( ^ω^)「ステージ中央にある段ボールの壁を中心に戦うことになるお」

( ^ω^)「まずは様子を窺いながら進……!?」

127: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:16:43 ID:qrZGZiPQ0

(`・ω・´)「遅い。遅いなあブーン君」

(`・ω・´)「常に動きながら考え最適の行動に移さないとこの先では戦えないぞ」


(;^ω^)「……この先!?ブーンはもう最高ウデマエ帯のS+に来てるんだお!これ以上先なんてないお!」

( `ω´)「あんまりブーンのことを舐めていると痛い目にあうんだおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

バババババババ!!!


(`・ω・´)「荒い」

(`・ω・´)「もみじシューターは弾がバラけるブキだ。適当に撃っていても当たることはあるのだが」

(`・ω・´)「だからといってそんなに闇雲に撃ってもいいブキではない」

(`・ω・´)「ちゃんと標準を定めないと勝てるものも勝てないぞ」

(`・ω・´)「それにブーン君は本当にS+の先はないと思うのか?」


(;^ω^)「ど、どういうことだお!?」

(;^ω^)「S+の先なんてないはずだお……」

128: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:17:09 ID:qrZGZiPQ0

(`・ω・´)「S+の先にあるもの……それはカンストだ」

(`・ω・´)「君の戦い方はそこらのS+相手には戦えるのかもしれないが……」

(`・ω・´)「相手にカンストがいた場合、なすすべもなく負けるだろうな」

(`・ω・´)「もっとちゃんとその時その場面で、またはどういう戦いをすればブキを活かせるのか」

(`・ω・´)「洗練させていかなければ上の相手には勝てないぞ」


(;^ω^)「ワケのわからないことを……!」

(;^ω^)「人のことを甘く見ているようだけどブーンだって対人技術を磨いてきたんだお!」

(;^ω^)「ここでアナタを倒してそれを証明してみせるんだお!」

( `ω´)「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」


(`・ω・´)「だからよお、そう闇雲に戦ったらよお、駄目だってよお、何度も言ってるじゃあねえかよお」

(`・ω・´)「特にお前が使ってるもみじシューターのような糞ブキは人並みに戦ってちゃあ駄目なんだ」

(`・ω・´)「お前のような奴が多いから弱ブキを使ってるカスは地雷扱いされるのがまだわからねえのか」ババッ


バシュッ

129: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:17:29 ID:qrZGZiPQ0

――リスポン地点


(;^ω^)「い、一体何が……」

(;^ω^)「弾が来たと思ったらもうやられてたお……」

(;^ω^)「当たったこともまったく気付かなかったお……」

(;^ω^)「まるで一瞬でやられたような感覚だお……」








从 ゚∀从「クロデコはさっきモ言った通り、一発のダメージはデカいが連射の速度は遅い」

从 ゚∀从「要するに外したら次の弾が出るマデ時間がかかるから一発一発を大切にしなくてはならない」

从 ゚∀从「アイツは優れたエイム力を持ち確実に二発で倒すことを可能にしてるんだ」

130: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:17:56 ID:qrZGZiPQ0

ノハ;゚⊿゚)「そ、そんな……!」

从 ゚∀从「恐らくブーンは今混乱してるだろうナ」

从 ゚∀从「弾が来たと思ったらもう倒されテ無駄な弾は出さないシャキンのエイム力」

从 ゚∀从「何が起きたのかワカってないハズだ」

ノハ;゚⊿゚)「ど、どうすれば……!」

从 ゚∀从「ア?」

ノハ;゚⊿゚)「どうすればブーンはシャキンさんに勝てるんだ!?」

从 ゚∀从「勝てねェよ。勝てるワケがナイ」

ノハ;゚⊿゚)「そ、そんな……!高岡はブーンの師匠なんだろ!?そんな薄情な!」

从 ゚∀从「薄情? オレは現実を言っているだけだゼ」

从 ゚∀从「何度モ言ってるがシャキンはスプラトゥーンの頂点に立つ男だ」

从 ゚∀从「シャキンとブーンの個々の差があるのもモチロンその理由の一つなんだが……」

从 ゚∀从「ソレ以外にもブーンがシャキンに勝てない理由がある」

ノハ;゚⊿゚)「な、なんだその理由は」

从 ゚∀从「ブキ性能の差サ」

131: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:18:16 ID:qrZGZiPQ0

ノハ;゚⊿゚)「ブキ性能……だと?」

从 ゚∀从「もみじシューターがクロデコに絶対に勝てないとは言わないケドさ」

从 ゚∀从「コウ一対一のタイマンで他の要因を気にせずに戦うことが出来るのなら」

从 ゚∀从「単純にブキ性能をゴリ押しするだけでも勝てるだろうナ」

从 ゚∀从「ブキ性能の差と個人の差……どちらもブーンともみじは負けてるから勝つのは無理ってコトだ」

ノハ;゚⊿゚)「ブーンはもみじでここまで来た男だ!」

ノハ;゚⊿゚)「高岡が言うように簡単に負けるはずなんて……!」

从 ゚∀从「見ろヨ。もう四回倒されてるゼ?簡単に負けてるゼ?」

从 ゚∀从「お前は強ブキと弱ブキのことを考えたことがあるカ?」

从 ゚∀从「なんでこう分けられてしまうのかわかるカ?」

ノハ;゚⊿゚)「そ、それは……!」

从 ゚∀从「強ブキというのは、どんな場面ニモ対応できるブキ。仲間に頼らずトモ自分一人でなんとか出来るブキ」

从 ゚∀从「他のブキにはないようなオンリーワンな性能がアリなおかつその性能が優れているブキ」

从 ゚∀从「一般的にはコウいうブキが強ブキと呼ばれている」

132: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:18:44 ID:qrZGZiPQ0

从 ゚∀从「じゃあもみじシューターはドウだ?」

从 ゚∀从「もみじシューターはイッタイ何が優れている?」

ノハ;゚⊿゚)「も、もみじシューターの優れているところ……」

从 ゚∀从「そう言葉に詰まっている時点でもみじは弱ブキに分類されるンだろうな」

从 ゚∀从「対人性能は低イ。射程は低イ。キル速度も低イ」

从 ゚∀从「サブのポイズンとスペシャルのスーパセンサーは決して弱いウェポンではない」

从 ゚∀从「じゃあ何で駄目なのかというとやはりメイン性能が弱いカラなんだろう」

从 ゚∀从「優れたサブやスペシャルがあっても一番使うことが多いメインの性能が悪いとブキが弱イ」

从 ゚∀从「じゃあモット言うと弱いブキとは何か?わかるか?」

ノハ;゚⊿゚)「わ、わからない……」

从 ゚∀从「要するニ、キル能力が低いブキが弱いブキなンだ」

从 ゚∀从「もみじのサブやスペシャルは良い物だけど敵を倒すことは出来ねェからな」

从 ゚∀从「ソレとホットヒート。ちょっと頼みがアルんだ……」


………
……


133: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:19:04 ID:qrZGZiPQ0

(メメ´ω`)「もみじちゃんの優れているところ……」

(メメ´ω`)「それは塗り性能が高いところだお」

(メメ´ω`)「ブーンはそれを率先してやり味方さんが動きやすいように塗っていたのだけど」

(メメ´ω`)「いまこの状況……タイマンでは肝心の味方さんがいないお」

(メメ´ω`)「敵の動きを鈍らせるポイズンも、敵の位置を把握することが出来るスパセンも……」

(メメ´ω`)「全部自分のためというより味方さんが動きやすいように使っていたことが多いお……」

(メメ´ω`)「そんな味方頼りな戦い方をしていたブーンにこのタイマンをどうこうすることなんて……」

(メメ´ω`)「……」

(メメ`ω´)「いや、まだ策はあるお!」

(メメ`ω´)「なんのためにあの厳しい練習をしたのか思い出すんだお!」

(メメ`ω´)「行くお雷神ステップ!」

134: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:19:31 ID:qrZGZiPQ0

(`・ω・´)「雷神ステップか」

(`・ω・´)「確かに、もみじシューターのような射程の低いブキには必要な技術だ」

(`・ω・´)「さあ、俺はここにいるぞ。逃げも隠れもしない。倒せるなら倒して見ろ」


(メメ`ω´)「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

(メメ`ω´)「シャキンさん!!!!倒させてもらうおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」バババババババ!!!

バシュッ






(`・ω・´)「射程の差を埋めようと頑張ったんだろうが……」

(`・ω・´)「近づいてきたところで、このダイオウイカで蹴散らすだけだ」

(`・ω・´)「さあ、まだタイマンは終わらないぞ。終わらせない」

(`・ω・´)「持てる全てを使って俺にかかってこい」

135: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:19:57 ID:qrZGZiPQ0

(メメ´ω`)「無理だお……」

(メメ´ω`)「もう既にブーンは持てる力の全てをシャキンさんに出したお……」

(メメ´ω`)「だからもうこのタイマンを終わらせてほしいお……」


(`・ω・´)「あ?なに温いこと言ってるんだ」

(`・ω・´)「立て。まだ時間はある。時間の限りやるぞ」

(`・ω・´)「おら立て。立てって言ってるんだよ。この俺が立てって言ってるんだから立てよおい」


(メメ´ω`)「う、うぅ……」



ババッ バシュッ
ババッ バシュッ
ババッ バシュッ
ババッ バシュッ
ババッ バシュッ
ババッ バシュッ
ババッ バシュッ
ババッ バシュッ

136: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:20:23 ID:qrZGZiPQ0

..(メメ´ω;)ボロォ



从 ゚∀从「ナァ。もういいダロ。やめてくれヨ」

从 ゚∀从「ソレ以上まだやりたいってンならオレがやるからサ……」

从 ゚∀从「だからもうブーンには手を出さナイでくれ……」

从 ;∀从「コイツはオレの大事な弟子なンだ……もうこれ以上酷い姿になるのは見てられないンだよ……」


(`・ω・´)「俺は興味のないヤツとは戦わない主義だ……」

(`・ω・´)「でも、師弟ともどもぶちのめすってのは楽しいかもなあ」

(`・ω・´)「クク、ク。。。」

(`・ω・´)「なぁ、高岡。戦う前にひとつお前にとって楽しい情報を教えてやろうか?」


从 ;∀从「ナ、ナンだよ……」

137: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:20:43 ID:qrZGZiPQ0

(`・ω・´)「俺は強い奴が好きで弱い奴は嫌いだ」

(`・ω・´)「そしてお前は強くなれたはずなのにその権利を捨ててB帯でくすぶっていた」

(`・ω・´)「そういう奴は俺は嫌いじゃ済まされないほど憎悪の対象なんだよ」

(`・ω・´)「もし本当にブーンの代わりに俺と戦うと言うのなら」

(`・ω・´)「……覚悟して臨めよ?」


从 ;∀从「……ブーンはオレが守る」

从 ;∀从「コレ以上お前の好きにはサセねえよ」


(`・ω・´)「いい返事だ」

(`・ω・´)「クク、ク。。。」

(`・ω・´)「じゃあやろうかなあゴミ糞女がよお」

138: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:21:03 ID:qrZGZiPQ0

………
……












..(メメ´ω;)「うぅ……」

..(メメ´ω;)「気を失っていたのかお……?」

..(メメ´ω;)「そ、そういえばブーンはシャキンさんと戦っていたはず……」

..(メメ´ω;)「どうなったんだ……お?」

139: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:21:28 ID:qrZGZiPQ0

,,从メメ,∀/从


..(メメ´ω゚)「ハ、ハイン!?」

..(メメ´ω゚)「いったいどうして……!」


(`・ω・´)「ク。クク、、、」

(`・ω・´)「ボロ雑巾になるお前を見てられなくて代わりに自分が俺と戦ったのさ」

(`・ω・´)「勝てない勝負に臨むというのはどんな気持ちなんだろうなあ」

(`・ω・´)「俺にはとても理解出来ない気持ちなんだろうなあ」


..(メメ´ω゚)「ゆ、許せないお……」

..(メメ´ω゚)「ショボンはお兄さんのことを凄い慕っていたお……尊敬していたお……」

..(メメ´ω゚)「ショボンは優しくて強くて……きっとお兄さんもそんな人なんだと思っていたお……」

..(メメ´ω゚)「こんなことをするような人なんて思わなかったお……」


(`・ω・´)「勝手に思い描いていた奴と違うと言うのなら、どうするというんだ?」

(`・ω・´)「是非、教えてもらいたいところだなあ」

(`・ω・´)「ク、ク、ク。。。」

140: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:21:48 ID:qrZGZiPQ0

..(メメ´ω゚)「アンタを倒す……それしかないお」

..(メメ´ω゚)「ショボンのお兄さんだろうがそんなこと関係ないお……」

..(メメ´ω゚)「ここでアンタを倒して……ハインと一緒に帰るんだお……」


(`・ω・´)「そんな姿になるまで何も俺に出来なかった男が倒すだって?」

(`・ω・´)「どう俺を倒してくれるのか楽しみだなあ」

(`・ω・´)「やれるもんなら、やってみな」


..(メメ´ω゚)「ぐ、ぐぐ……」

..(メメ´ω゚)「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお……」ヨロヨロ





('A`)「なあ、なんで俺の仲間がこんな状態になってるんだ?」

('A`)「教えてくれよ、シャキンさんよ」

141: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:22:16 ID:qrZGZiPQ0

(`・ω・´)「ドクオ……」

..(メメ´ω゚)「ド、ドクオ……どうしてここに?」


('A`)「お前らがいつまで経ってもこないからヒートに呼びに行かせたんだ」

('A`)「そのヒートがお前らを連れてこず何してんだと思って聞いてみたら」

('A`)「シャキンに絡まれてるって言うじゃねえかよ。だから急いで来たんだ」


(`・ω・´)「クク、クク……!」

(`・ω・´)「クーーーーーー。。。クク、、、クウウウウウウウウウ」

(`・ω・´)「まさかこんなところで会うなんてなあドクオ!」

(`・ω・´)「あの時以来だなあ!嬉しいなあ!」

(`・ω・´)「嬉しいけどさあ!」

(`・ω・´)「……何しに来たんだ?」


('A`)「もちろん、テメーをぶちのめすために」

('A`)「怒りで頭がフットーしちゃいそうだぜ……。そんなに戦いたいのなら俺がやってやる……」

142: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:22:36 ID:qrZGZiPQ0

(`・ω・´)「なにが頭が沸騰しちゃいそうだ」

(`・ω・´)「先に手を出したのはお前だぞ、ドクオ」

(`・ω・´)「俺の可愛い可愛い弟に手を出したのはな」

(`・ω・´)「俺はお前にやられたことをやりかえしたまでだ」

(`・ω・´)「それの何が悪いっていうんだ?教えて欲しいなあ」

(`・ω・´)「クク、ク。。。」


('A`)「てめぇ……」

ノハ;゚⊿゚)「師匠……。シャキンさんの言う通り先に手を出したのはこっちです……」

ノハ;゚⊿゚)「だからここは抑えてください……お願いします……!」


(`・ω・´)「冷静な仲間を持ったなあドクオ。そいつの言う通りだ」

(`・ω・´)「それにこんなところで俺たちが戦うのは相応しくない」

(`・ω・´)「俺たちが戦う場はここじゃない……」

(`・ω・´)「それまで愉快な仲間たちの実力を上げることだな」

(`・ω・´)「クク、ク。。。」

(`・ω・´)「また会おう、ドクオ。俺たちに相応しい戦場でな」


………
……


143: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:22:56 ID:qrZGZiPQ0













(´・ω・`)「ねぇ、兄さん。聞いたよ」

(´・ω・`)「ブーンと戦ったって。ブーンは何も出来ずにただやられてただけだって」

(´・ω・`)「なんでそんなことをしたのさ」

144: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:23:26 ID:qrZGZiPQ0

(`・ω・´)「なあに、可愛い弟がやられっぱなしなのを黙っていられなくてな」

(´・ω・`)「余計なことはしないでよ、兄さん。ブーンは僕の大切な友人なのに……」

(´・ω・`)「それに僕が憎んでいるのはブーンじゃない。ドクオだ」

(´・ω・`)「どうせやるのならそっちにしてよ、まったく」

(`・ω・´)「クク、ク。すまない、すまない。やる対象を間違えたかな」

(´・ω・`)「まあ、そのドクオも僕が倒すから必要ないよ」

(´・ω・`)「ドクオを倒してブーンを取り返す。僕の目的はそれだけだ」

(´・ω・`)「そのために兄さんの元で強くなってるんだから」

(´・ω・`)「そしてもう僕はその力を手に入れた。後は大会という大舞台であの男を完膚無きまでに倒すだけ」

(´・ω・`)「ああ、、、、、兄さん。大会が待ち遠しいよ……!」

(`・ω・´)「クク、ク。。。大会はいいがその前にやることがある……」

(`・ω・´)「今からその大会で戦うメンバーの発表だ。行こうか」

(´・ω・`)「うん!」

145: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:23:46 ID:qrZGZiPQ0

(`・ω・´)「まずはみんな、今日までの練習ご苦労だった」

(`・ω・´)「全ては大会で強さを示すため。最強は誰なのかを誇示するため」

(`・ω・´)「君たちのこれまでの苦労は無駄ではない」

(`・ω・´)「選出メンバーは選ばれなかった者のためにも恥じない戦いをするように」

(`・ω・´)「……じゃあ、大会に挑むメンバーを発表する」

(`・ω・´)「まずは一人目。52ガロン使いのショボン」

(`・ω・´)「お前は本当に強くなった。誰もが認めるくらいにな。大会でも頼りにしてるぞ」

(´・ω・`)「わかってるよ、兄さん」

(`・ω・´)「そして二人目。スプラスピナーコラボ使いのモララー」

(`・ω・´)「チームに誘う前も十分な強さだったが、チームに入ったことにより更に強くなりいまやカンスト勢」

(`・ω・´)「お前をチームに呼んだことは間違いではなかったと思わせる活躍、楽しみにしてるぞ」

( ;∀;)「はいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!任せてくださいシャキンさん!!!!!」

146: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:24:19 ID:qrZGZiPQ0

(`・ω・´)「そして残る四人だが……まあ、わかってる通り前大会メンバーの四人だな」

(`・ω・´)「まず三人目は96ガロン使いである俺と……」

(`・ω・´)「四人目はカーボンローラー使いのオサム」

(`・ω・´)「お前の先鋒としてチームの先頭に立ち戦う姿は味方を鼓舞する。この大会でも任せたぞ」

【+  】ゞ゚)「……あぁ」

【+  】ゞ゚)「……誰であろうと……俺のカーボンの獲物になるだけだ……」

【+  】ゞ゚)「……どんな獲物だろうと……逃がしはしない……」

(`・ω・´)「五人目はスプラシューターコラボ使いのロマネスク」

(`・ω・´)「堅実な動き。チームの守備の要となるお前はいつも助かっている。その能力大会でも存分に発揮して欲しい」

( ФωФ)「御意」

( ФωФ)「吾輩とこのスプラシューターコラボでどんな窮地でも耐え抜いてみせよう」

( ФωФ)「どんな猛攻も凌ぎ切るのである」

147: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:24:47 ID:qrZGZiPQ0

(`・ω・´)「そして六人目」

(`・ω・´)「お前の全てを見通すその視野の広さ。全てを射ることが出来るその技術」

(`・ω・´)「お前がいてこそのチームだといっても過言ではない」

(`・ω・´)「頼んだぞ。四傑が一人、クー」









川 ゚ -゚)「……任せてくれ」

川 ゚ -゚)「例え相手が誰であろうと、私とこの『リッター3k』が全てを撃ち抜いて見せる」

川 ゚ -゚)「それが例え、ドクオであろうとな」


………
……


148: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:25:22 ID:qrZGZiPQ0

――ハイカラシティ 路地裏


<(///◎)> ジャラジャラ...



('A`)「みんな集まったな」

('A`)「これからのことについて話そうと思う」

ξ;゚⊿゚)ξ「いや、あんた。これからよりも先に横にいるそれを先に話しなさいよ」

ノハ;゚⊿゚)「師匠の横にいるその子がもしかして……!」

从 ゚∀从「……ホゥ」

(;^ω^)「ついにシークレット人物のお披露目かお」






マト#>Д<)メ「なんだお前ら!そんな目でボクを見て!」

マト#>Д<)メ「ボクがこのチームの六人目なんだからな!ありがたく思えよな!」

149: 同志名無しさん :2017/02/19(日) 23:25:42 ID:qrZGZiPQ0

シャキンとの因縁。そして両チームの発表
大会に向けて全てが動き出す





第二十七話 シークレットプレイヤー

152: 同志名無しさん :2017/02/20(月) 01:43:29 ID:hwkk7Woo0
マトマトは予想してなかった

153: 同志名無しさん :2017/02/20(月) 23:07:58 ID:96tR2HRA0
楽しいなあ楽しいなあ。
ありがとうございました。おつです。

154: 同志名無しさん :2017/02/25(土) 14:31:02 ID:XKnlkds20
おつ
カーボンもどちらかというと日の目を見ないブキだったけど、徐々に結果残して評価されるようになったよなー

155: 同志名無しさん :2017/02/25(土) 21:59:24 ID:9Q/ZtA2I0
カローラそんな強武器か?
ゾンビステジャンダイナモの方がよっぽど強武器感あるんだが

156: 同志名無しさん :2017/03/07(火) 10:08:06 ID:8yypEB8k0
これ読んでるとそんなに武器差があってもゲームは面白いんだなぁと感じた
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